青蓮亭日記

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2009年 01月 07日

お雑煮

世間では七草粥を食す今日も、マイペースの我が家はお雑煮三昧。

「おでん奉行」のZOOは実は「お雑煮奉行」でもある。
一昨日、お奉行が今シーズン初のお雑煮を寸胴鍋いっぱいに仕込んでくれた。

ZOOの作るお雑煮は義母譲りの山形の芋煮風。
里芋、大根、牛蒡、人参、蓮根、椎茸、油揚げ、昆布、鶏肉と、
醤油味で具沢山のけんちん汁のような感じ。

元日には私が水炊きの残りの鶏スープでササッと関東風のお雑煮をつくった
(お正月から年越しの余り物料理……)。
私にとっては懐かしい実家の味、ZOOも「おいしい」と言って食べていたけれど、
彼にとっての「正しいお雑煮」はやっぱり山形風。

お餅さえ焼けばいつでもゴハン(おでんとおんなじ……)。
熱々の汁とお餅、煮込んだ根菜の滋味がうれしい。
普段は鶏肉を食べないけれど、細かいのがたくさん入っているので、
こればかりは感謝しながらいただいている。

トーストを焼こうとしていたZOOにせかされ、
お餅に焦げ目がつかないうちにオーブントースターから取り出したので、
シズル感がイマイチか……。

お雑煮_f0151592_2155017.jpg




少しだけつくった関東風のお雑煮を小さな来客用の塗碗で出したら、
ZOOが「やっぱりこういうのは漆の器で食べたいね」と言った。

スペース上の問題で、ウチには今たっぷりしたサイズの塗碗がない。
食器棚を片付けて、とりあえず2つだけお椀を買うとするかな……。

何か増えたら別の何かを引っ込めなくてはいけない我が家のシビアな器事情

でも、お正月に古伊万里の色絵豆皿を使ってみて、
売ってしまおうかと思っていた別の5客組の色絵豆皿も、
「やっぱり取っておこう」と思い直した。

あちこちでおいしいお茶をいただき、もっと日本茶を飲もうという気分になり、
引退させていたこの蕎麦猪口も現役に復帰させた。

歳を重ねていったり、そのときの気分次第で好みも変わる。
「使うか処分するか」と白黒ハッキリさせるばかりでなく、
多少の “グレイゾーン” はあってもいいかなと思う今日このごろ。

by penelope33 | 2009-01-07 21:32 | つれづれ | Comments(2)
Commented by sa55t at 2009-01-07 23:55
「sizzleから出来た言葉」がシズル感。なぁるほど。
USでよく見かけるチェーンレストラン「sizzler」は訳すとさしずめレストラン「じゅうじゅう」といったところでしょうか。
Commented by penelope33 at 2009-01-08 00:34
日本にも「ぼてじゅう」っていうお好み焼き屋チェーンがありますね。
「まんまやねん!」って感じですね(笑)。
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