青蓮亭日記

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2009年 01月 21日

イギリスのプディングボウル

こちらのページで御紹介したT.G.グリーン製他、プディングボウル各種。
18日の骨董市で並べてみたのだけど、ひとつも売れなかった。

たぶんこのカタチはカフェオレボウル程アピールするものがないのだろう。
植木鉢みたいな縁が野暮ったく見えるのかもしれない。

果物、クッキーなどのおやつ、刻んだ野菜なんぞを入れるとかわいい気がするのは私だけ?

“値段がかわいくない” のか……?

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大きいほうの「T.G.グリーン(M)」には苺1パックがこんな感じで収まる。

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蛇の目(ラウンデル)マークは「T.G.グリーン(M)」=1960〜70年代初め頃、
家(工場?)のマークは「T.G.グリーン(S)」=1940年代頃、
マークのないもの(無印 MとS)はヴィクトリア朝後期=19世紀末とのこと。

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「T.G.グリーン」の4つはアイボリー、無印の2つはより白い色。
貫入や釉ヌケ、目跡、わずかなシミがあるものも。

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左から2つは「T.G.グリーン(M)」=1960〜70年代初め頃(径12.2cm・高さ7.8cm/売約済)、
3つ目は「無印(M)」=19世紀末(径12.3cm・高さ7.6cm/売約済)、
4つ目は「無印(S)」=19世紀末(径11cm・高さ7.8cm/売約済)、
右2つは「T.G.グリーン(S)」=1940年代頃(径11cm・高さ7cm/売約済)。

その他、大きいサイズのものが入荷しております。
画像を御覧になりたい方はお気軽にお申しつけください。

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重ねたほうの下2つ「無印(MとS)」はT.G.グリーンのものと比べて縁の幅が少し狭い。

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「ヤマコのこの脚、『オラオラッ、誰に断って撮ってんだよ〜』」って
撮影の邪魔をするヤクザみたい」と、ZOO。

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2013年1月22日現在、大小合わせて在庫が8個ございます。
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by penelope33 | 2009-01-21 17:17 | 古いもの・古びたもの | Comments(16)
Commented by utuwa-seisyo at 2009-01-21 18:15
penelopeさん、今晩は。
唐突ですがお尋ねしたいことがあります。
骨董に関して全くの素人で価値判断も無く皆目わかりませんが、
その骨董を選ぶというか買うときの基準はどこに置いておられるのでしょうか?
そのものが持つ雰囲気とか、そのもの自体の線とか、そういったものなのでしょうか?
好きか嫌いかだけの世界ではありませんよね?!
この頃少し骨董に興味を持ち始め、気になっている次第です。

記事と関係のない書き込みで、なおかつ厚かましい質問までして申し訳ありませんでした。
Commented by penelope33 at 2009-01-21 19:39
seisyoさん、こんにちは。とーってもムズカシイ質問ですね。 ^^;
以下は現時点での私の個人的な考えです。
人それぞれの「骨董観」があると思いますので、御参考までにということで……。

古いものの魅力って何でしょうね?
「年月」=「時間」が作り出した「風格」というか「静かな尊厳」のようなもの。
長年の使用や経年変化がもたらした味わい……といったことが思い浮かびます。

でも、例えば古伊万里などの磁器はどうなんでしょう?
白洲正子さんの「伊万里は二流の骨董だ」という言葉を目にしたことがありますが、
ツルンツルンの磁器の良し悪しって何なんでしょう?

ここでかなり好みが分かれると思うんです。
端正な柿右衛門手や鍋島が最高という人。
江戸中期の盛期伊万里の肌合いや絵付けが素晴らしいという人。
いや、生掛けで素朴な絵付けの初期伊万里や、
もっと遡って陶器から磁器に移り変わる時期の “初源伊万里” などの
発展途上の不完全さを愛でる人、
くらわんか手の素朴な雅味が好きだという人……。
Commented by penelope33 at 2009-01-21 19:42
私は財力がないので鍋島なんて扱えませんが、
仮に宝くじが当たって大金持ちになったとしても、
鍋島の皿にお刺身を盛って食べたいとは思わないでしょう。

「鑑賞する骨董」と「使う骨董」。
すごく大雑把な分けかたですが、少なくともふたつの道筋があると思います。
まあ毎日使いながらながめるのも鑑賞といえなくもないですけど。

私はもともときれいなブルーの呉須でしっかり描かれた染付が好きでしたが、
その後、白磁、アバウトな絵付けのくらわんか→土ものといったように、
好みが微妙に変わりながら広がっていきました。

自分なりに “アノニマスな” (=誰がつくったかわからない)古いものをたくさん観ていくうちに、
この形はいいとか悪いとかいう感覚が少しづつ芽生えてきて、
そこから現代のデザイン、現代の形を照らして観るようになりました。

それと同時に、古いものの中から装飾や具象的な模様の少ない、
シンプルで原型的な美しさを持つものを選ぶようになりました。
Commented by penelope33 at 2009-01-21 19:53
このあたりのことは、澄敬一さんの展覧会の感想を書いた以下のページで触れました。
http://seirentei.exblog.jp/8886943/

……ということで、結局「好き嫌い」が第一でいいんじゃないでしょうか。
後は、現代のデザインやアートと同じように、「よい色・形・絵」かどうか。

やきものに関していえば、
昔の名もない陶工がロクロだけとか絵付けだけとか、分業してものすごい数をこなして、
御用窯だったらそれこそ命懸けでつくったりしたわけですから、
古いものには「よい形・よい絵」が多いように感じます。

昔のやきものの焼成条件の不安定さは、失敗も多かったかもしれませんが、
今では再現が難しい「味」にもなっているようですね。
このあたりはseisyoさんのほうがよく御存知かと思いますが。

でも、この「よい色・形・絵」というのも
「好み」や「経験」に左右される部分が非常に大きいですね。

例えば私は今のところ、織部の沓茶碗を激しく糾弾する
秦 秀雄さんの価値観に大いに共感しているのですが、
20年後も同じように思うかどうかはなんともわかりません。

なんだかまとまらない長文で失礼いたしました。
私もまだまだ勉強中の身です……。
Commented by penelope33 at 2009-01-21 20:02
だいたい私は織部の沓茶碗なんて手に取ってみたことがないのですから……。
まことにお恥ずかしいです。 ^^;
Commented by びっき at 2009-01-21 20:04 x
最近、僕は兎に角集めよう的な考えになりがちですが…
もう一度、初心に帰らなくてはダメですね。(がらくたが増えて困りますから)

自己満足。。。これではダメなのでしょうかね?

よいお話しでしたm(__)m 改めて考えさせられました。

でも、鍋島欲しいです^^;
Commented by penelope33 at 2009-01-21 20:27
上手の物を買えなくても、
せめて陶片だけでも買っていろいろ研究しなくちゃいけないんですが……。
おしかりを受けないうちに上のコメントを消さなくてはいけないかも。 ^^;

びっきさんのお金で買ってびっきさんが愉しむのですから、
「自己満足」でいいんじゃないでしょうか?

私も今さらオールラウンドな骨董屋になんてなれませんから、
「好きだから買う」「嫌いなものは買わない」というのが基本なんですが、
一応業者の端くれですから、真贋の問題もありますし、
「好き・嫌い」だけではなく「良い・悪い」と言えるように
ならないといかんなぁ……と思うのです。
Commented by utuwa-seisyo at 2009-01-21 20:57
penelopeさん、ご丁寧なお答えありがとうございました。
今、安易に質問したことを後悔しております。
久しぶりに衝撃を受け、身の縮まる思いです。
他人に聞くのでなく、まず身銭を切って自分で買うという行為をしなければはじまらないのだと・・・
澄さんの記事、今から読みます。
秦さんの価値観にも興味があります。
本当にありがとうございました。
Commented by penelope33 at 2009-01-21 21:40
seisyoさん、いろいろと考える機会をくださり、
こちらこそありがとうございました。
諸先輩の方々に私の未熟さをさらけ出すようで、ちょっと冷や汗モノですが……。

秦さんの『暮しに生きる骨董の美』http://seirentei.exblog.jp/7937858/
という本の後半に、上記のような記述がございました。
御参考まで……。
Commented by penelope33 at 2009-01-21 21:43
あ、皆様、ちょっとディープな方向に行ってしまいましたが、
よろしかったら「ヤマコ、脚、太っ!」といったコメントもどうぞ。

Commented by g0316 at 2009-01-22 02:26


「ヤマコ、脚、太っ!」



えーと・・・えーと・・・(コメ終わり??)
Commented by penelope33 at 2009-01-22 02:43
きっと、誰かが、そう書いてくださると……(笑)。
garouさんだったか〜!(ツッコミ、ありがとうございます!) ^^
Commented by umi-c at 2009-01-22 14:23
garouさんの一言に吹き出しました。(笑)
peneさんの文章、とても興味深く読ませていただきました。
初源伊万里なんてあるんですね。
(初期伊万里さえも手にしたことがないですが(苦笑))
私は全く知識がないので、「好き・嫌い」のみで選んでいますが、
いつも顔をじっと見られて、「うーん、○○円!」と言われるので、
そのモノと価格が釣り合っているのか悩まされます・・・
骨董の世界、奥深し・・・



Commented by matico at 2009-01-22 16:10 x
ヤマコちゃん、それ利きご飯の器群じゃないから!

も、ありかしら。
Commented by penelope33 at 2009-01-22 19:53
> umiさん

「顔をじっと見られて、『うーん、○○円!』」にウケました(笑)。
業者さんの様子が目に浮かぶようです。

私の場合は、お客様が「すっごく欲しい」という顔をしていたら、
余裕があるときはお値引きしますね。

足元を見て高い値段を言う業者もいるかもしれませんが、
特に売れ残っている品などは「持って帰るよりは『欲しい!』と
言ってくれるお客さんに」と思うんじゃないかと。

古いものを買うときは、
「私だったら○○円まで」といった線引きをするのも大事ですが、
「これだ!」と思うものと出会ってしまったら、
人から「えーっ?これにそんなに払ったの?」と言われても、
自分で納得できていればいいと思います。

買ったことを後悔しないでずーっと「自己満足」できたら、
それでいいんじゃないでしょうか……?
Commented by penelope33 at 2009-01-22 19:56
> maticoさん

ヤマコ、「食べものを入れる器」というのがわかったらしく、
しきりにクンクン匂いをかいでいましたよ(笑)。

あ、その後はちゃんと洗いましたので……。


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