青蓮亭日記

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2009年 02月 24日

李朝黒高麗塩笥壷

先々日に引き続き黒いやきものを。

この徳利のときは堂々と “黒高麗” と呼べなかったけれど、今回はリッパな “黒高麗” 。
「だから何?」とか「これで徳利だったらねぇ……」というのはナシでお願いします。

よく見かける飴釉の面取壷よりも、胴がぷっくりした塩笥のこの形にどうも惹かれてしまう。
一見抹茶碗にもなりそうなサイズだが、770gもあるのでやはり「壷」。

(李朝前期/口径:約9.4〜10cm・胴径:約15cm・高さ:約11cm/御売約)

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発掘ものとしてはカセもなくよいコンディション。

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幅2cm程の直しと、口辺から内側にかけてニュウが2本あるが、使用には問題ないと思う。

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中も黒々、つやつや。

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高台のホツレのそばにはたっぷりとした釉溜まりが。

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リッパな高台。
モリモリッとした分厚い褐釉。

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高台のホツレのせいで傾いているのだけど、なんだかそれで愛嬌が増している気がする。

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未練がましく茶筅と並べてみる。
サイズの参考にしてください。

by penelope33 | 2009-02-24 19:57 | 古いもの・古びたもの | Comments(4)
Commented by yakitugi at 2009-02-25 09:11 x
芭蕉の「不易流行」は軽みの心で生きることを教えています。その意味で今回はやり方仕方から核心に迫る勢いを感じます。
Commented by penelope33 at 2009-02-25 13:20
「世間の評価は低いだろうなぁ……」という諦念が
諧謔に走らせたというのが実情でしょうか……。 ^^;
Commented by yakitugi at 2009-02-25 16:17 x
「人生とは勇気と想像力と少しのお金」チャップリンの言葉が身にしみるこの頃です。本質に迫る勇気と創造する眼力を豊かにするために、物を通じて人を知る作業が大切ですね。
Commented by penelope33 at 2009-02-25 17:38
乏しい軍資金で落ち穂拾いしている物に表れる自分の度量が
先輩諸氏の目にどのように映るのか、冷や汗ものの毎日です……。

このブログで、素人感覚で買った物の定義づけと、
その物のどこがよいと思って買ったのかという自分なりの検証が
できればと思っております。


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