2009年 05月 12日

民藝徳利 四兄弟

下の画像は、明治〜大正頃の民窯の徳利。

左から、「会津本郷焼」、「信楽焼」(推定)、「瀬戸焼」、米沢・「成島焼」(全て御売約)。

こういった地味な民藝徳利は、
同じような雑器である片口や石皿などに比べ、全く評価されていないと思う。

こんな風に4つ並べてみると、シンプルなフォルムと、
飾り気がなく素肌で勝負するような色と質感が、
あるハーモニーを生み出しているように感じる。


‘Mingei’ (Japanese folkcraft)Sake bottles lead to the modern world across the border

These four Sake bottles were made for daily use of ordinary people
in provincial potteries in late 19th or early 20th century.

Simple form and plain glaze remind me of some sorts of modern Scandinavian pottery.
They should be more valued like other ‘Mingei’ tableware such as spouted bowls.


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この中で一番最初に買ったのは、瀬戸の灰釉徳利。
同じようなものはたくさん見るけれど、
どこか「近代」を感じさせる明るい色合いと繊細な縞模様に惹かれた。

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次に買った会津本郷焼の徳利。
注ぎ口に和の印象を残しつつも、北欧陶器を思い起こさせる褐色の釉と、
流線型のフォルムに刻まれた線文のアクセントがいい。

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“ナゾの小豆色の徳利”は、リンク先にも書いたように “無国籍性” が魅力。

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最近買った山形県・米沢産の「成島焼」の徳利。
水道の蛇口のような口が少々味わいに欠けるものの、
変化に富んだ黒に近い褐釉と、雫のように素直なぷっくりした形が、
現代の食卓で今出来の食器と違和感なく馴染む感じ
(2〜3人分の蕎麦つゆにもちょうどよさそう)。

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口に直しがある。

別に集めているわけではないのだけど、
今のところいいと思っているのは自分だけのようなので、せいぜい写真でも、と。

by penelope33 | 2009-05-12 21:04 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)


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