2009年 06月 04日

桐生からやってきた団扇

何の儲けにもならないと思いつつ、買わずにはおれなかった団扇。
水色の地にシンプルな黒と白と銀の丸文。
縦長の形とあいまってなんとも涼しげ。

裏に「桐生市本町三/戸田小間物店/電話四一六番」とある。
10枚(って数えかたでいいんだろうか?)以上あったけれど、
他のは折り紙を貼ったような平凡なデザインだった。
みんな裏に「桐生」の文字があった(ちなみに買ったのは都内)。

(売約済)


The atomosphere of Northern Kanto district

A Japanese fan made before Warld War ll, by a cosmetics shop in Kiryu city,
Gunma prefecture, known as ‘Little Kyoto in the East ’ or ‘Manchester in Japan’
for its manufactured fiber industry.

The thin circles of black, white and silver on pale blue remind me of a keyword
‘Inframance’ framed by Marcel Duchamp(1887-1913), which means “ultra-thin”.

I like walking alone in the town of Kiryu.
The obsolete view of Northern Kanto disrict somehow calms me down.


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群馬県桐生市のWikipediaを読んで、
「東の小京都」という呼び名にはナルホドとうなづいたが、「日本のマンチェスター」
(日本初のマニュファクチュアによる繊維業の発展から)とも書いてあって、「おおっ」と思う。
「マンチェスター」だったらサッカーが強くて、いっぱいロック・バンドを輩出してないと。

桐生で盛んなのは野球だそうで、
群馬出身のバンドというと「BOøWY」くらいしか思いつかない。

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'90年にNHK教育テレビで放送された『近未来写真術』という番組で、
篠山紀信が、『眠そうな町』という写真集で「第15回 木村伊兵衛写真賞」を受賞した武田 花と一緒に、
撮影地のひとつである佐野を歩く回があった
(武田 花は、栃木・佐野・太田・足利・館山・桐生・羽生といった北関東の街を好んで撮影する)。

この番組、ZOOが家庭内アーカイヴ化していて何度も観せられたのだけど、
何度観てもよくできた番組で、特にこの寂れた街を歩く武田 花の回はとても好きだ
この番組を見て、こうした街をうろついてみたいと思っていたのだが、今年ついに実行。

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(↗柄をひとめ見たときには傷かと思ったが、よく見たら模様だった)

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一応「桐生天満宮」の骨董市に行くという名目で、実際初回はそれなりの買物をしたのだけど、
ほぼ1日がかりで出かけ、いつもそれに見合った収穫があるかといえばはなはだギモンだ
(おいしいシイタケは欠かさず買うけど)。

ただ、浅草から東武伊勢崎線に乗り、
古い工場群を見下ろす太田駅に着くところから妙にワクワクしてきて、
「わたらせ渓谷鐵道」にチョロッと乗るのも楽しいし、
ゴーストタウン化してまるで「書割」のような桐生の街を歩くと、
なんだかとても心が安らぐのである。

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普段はスリッパ立てにしている竹の「団扇スタンド」(正式名称を知らない)は一応私物。
団扇を置くためだけにこんな道具を作るのが昔のヒトのよいところ。

by penelope33 | 2009-06-04 23:21 | 古いもの・古びたもの | Comments(6)
Commented by michelle at 2009-06-05 02:00 x
BOøWYはおとなりの高崎出身です。前橋は糸井重里(笑)。
あとは藤岡出身のBuck-Tickがいましたね。
桐生は私にとって近くて遠い町ですね。小学校の遠足で桐生が岡公園に一度行ったきりかも。
群馬県人なら誰もが暗記している「上毛カルタ」の読み札でいうと、「桐生は日本の機どころ」なんですが、、、、。
6月半ばから帰省しますので、改めて連絡しますね。
Commented by penelope33 at 2009-06-05 06:15
大変失礼いたしました……。 ^^;
Buck-Tickも群馬県出身なんですねー。

「上毛カルタ」、その存在だけは知ってました。
ちょっとした社会科の副読本くらいの情報量ですね。
レトロな絵もおもしろい。

御連絡、お待ちしてます♪
Commented by とうさい at 2009-06-05 14:59 x
日本のマンチェスター…逆にマンチェスターって仙台みたいなもんかなと漠然と思ってたりします。

わたらせ渓谷鐵道のトロッコは夏でもトンネル内寒いですよ〜。

RCのエントリのお話ですがやはり向こうはパントンなのかー。
弊社ではすかさず「DICだと何番?」と聴いてしまうと思います(笑)。
まぁ大概自分で「これでいいかなー」って選んでしまうのですが。

アンディギルはおそらく布袋氏にもかなり影響与えてますよね。
Commented by penelope33 at 2009-06-05 18:59
「マンチェスター=仙台」のほうがなんとなくしっくりきますね。

わたらせ渓谷鐵道、なにせ「相老」ー「桐生」間しか乗ったことがないものですから……。^^;
いつか足尾まで乗ってみたいものです。

「DICでは何番?」……(笑)。
DICの基本色でも、版によってビミョーに色が違っていてあせったことがありました。
「この色の次がなんでこれなんだろう?」というフシギな並びの
『フランスの伝統色』とか、今でも使われているんでしょうか?
もうほとんどデータ入稿なんでしょうね……。

布袋さんのギターってそんなにソリッドでしたっけ?
(よく聴いたことがないんです)。
Commented by 骨董品 骨董市ネットギャラリー at 2009-06-08 21:04 x
すごく引かれるプロポーションとデザインです。
和空間で、こういった団扇でゆっくりしたいと思いました。
いつも情報をありがとうございます。
Commented by penelope33 at 2009-06-09 01:53
いえいえ、情報というほどのことではないですけど、
やはり今の時代にはちょっとない雰囲気だなぁと。 ^^


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