2009年 07月 14日

染付ヘナチョコ鮑形皿

昨日ルーサイト ギャラリーに搬入に行って、
自分の品物を出し終え、ギャラリーのオーナーの米山さんの品をながめていたら、
鮑の形の皿がいくつか目にとまった。

「そういえばウチにしまってある鮑のお皿、もう使わないから、ここに持ってくるか……
でも、なんとなく手放せないんだよなぁ……」などと考える。

今日は姉が実家の相続関係の書類を持ってウチに来た
(といっても、私がお金持ちになるとかいう書類ではないのだけど)。
書類にハンコを押し終え、2つ目の本題に入る。
姉はウチで売れ残っている蕎麦猪口が見たいというのである。

蕎麦猪口の他にも、ブログに載せた品々を実際に見て、
「へぇ〜、これって、こんなだったんだ〜」などとひとしきり楽しんでいた。

結局姉はその傷ものの蕎麦猪口を気に入って持ち帰ることにしたのだけど、
帰り際に、「実は△△さん(義兄)の晩酌のお盆でいつも使ってる緑の鮑形のお皿が、
どうもイヤになってきちゃって……」という。
蕎麦猪口よりそちらのほうが急を要するモンダイなのだそうだ。

f0151592_21582581.jpg




f0151592_21583512.jpg

以前姉からその鮑形皿を見せてもらった私は、
「え〜っ、こんなゴテゴテしたのが好きなの〜!?」と内心思ったが、
人の趣味はそれぞれなので「ふ〜ん」と何も言わずにいた。

姉の言葉を聞いて「あっ、あれがある!」と、紙箱に入れて
台所の作りつけの棚にしまっておいたこの皿をひさびさに引っ張り出した。

大正時代くらいの瀬戸だろうか?
古伊万里の器を買う前にいろいろ見てまわっていた頃に3客だけ買ったもの。
この “ミニミニ食器棚”(リンク先、5番目の画像・最下段の右)に収まっていた。

骨董の器の絵付けは、多少雑でもタッチがヒュンと闊達なものが好きで、
この鮑形皿の絵は買った当時から「ヘナチョコだなぁ」と思っていたのだけど、
不思議に入り組んだ半抽象・半具象のデザインは今見ても新鮮だ。
どこか “(アール)デコの匂い” がする。

ちょうど美大受験の「平面構成」の課題、
「葦の葉をモチーフに、画面を5分割した平面構成を作りなさい」みたいな感じ
(大昔のことなので、よく覚えていないが……)。

予想通り姉は「かわいい〜」と喜んで、蕎麦猪口の代わりに2客持って帰った。

手元に1客だけ残ったので、江戸や明治の “先輩皿” と一緒にまた使ってみようか……。

by penelope33 | 2009-07-14 22:05 | ウチのもの | Comments(0)


<< 箱が好き      Westclox の赤い目覚し時計 >>