青蓮亭日記

seirentei.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2009年 07月 21日

「ルーサイト ギャラリーの骨董市」出店レポート

7月18日、19日、20日と3日間開かれた「ルーサイト ギャラリーの骨董市」、
無事終了いたしました。
前半2日間はかなりの猛暑でしたが、
今日の雨を見ていると、会期中降られなくてよかったなぁとしみじみ。

複数の業者の品物を織り交ぜて展示するスタイルは今回が初めてでしたが、
素材・フォルム・色・質感の調和を考えながら、
このギャラリーのすばらしい空間と什器をフルに使って
先輩業者さんたちと一緒にディスプレイする作業はとてもおもしろく、やりがいがありました。

御来場・お買い上げくださった皆様、まことにありがとうございました。

ルーサイト ギャラリーのオーナーの米山さんと、スタッフの皆様、
また、出店業者の高野さん(サンドリーズ)、徳永さん(逢花)、小林さん(ル・ミディ)さん、
大変お世話になりました。

2日目、3日目は撮影する余裕がなかったので、以下の画像のほとんどは初日に撮ったものです。

初日の朝。窓の外の景色が本当にきれいです。
この時期まで咲いている珍しい紫陽花。
鮮やかな紫の花は、
アタマがぼぉっとしてなかなか名前が覚えられなかった「野牡丹(ノボタン)」。

f0151592_22134957.jpg




f0151592_22141940.jpg

熱心に品物を見ているのは実はスタッフの方々。
お客様がいらっしゃるときはなかなかタイミングが合わなくて結局撮影できず。
2階の『笑月庵(3日間限定の料亭)』の
開店前・入れ替え時・閉店後はこの部屋がいっぱいに。

f0151592_22143230.jpg

ともに廃れた感じのフランスの黄色いお盆(鉄でしょうか?)と椅子の花柄。
後ろの古い消毒ケースの中は、ルネ・ラリックの盃や古伊万里青磁盃など。

f0151592_22145094.jpg

出窓の下のスペースは古伊万里や瀬戸の染付、淡路焼の小皿など。

f0151592_22151117.jpg

錫や銅の茶托・菓子鉢など。
参加業者のほとんどが渋好み・カナモノ好き。

f0151592_22152373.jpg

総織部の敷瓦や古いタイル、手頃な萩焼の茶器など。
不思議な形の鉄ものはフランスのモグラ獲りの道具だそう。
テーブルの上の小さな白磁の品は「碍子」(「ガイシです」と言っても御存知ない方多数……)。

f0151592_2215435.jpg

ヴェネチアンガラスの緑の箱、2000年前のローマンガラスの小壷、フランスのこの小壷
錫の蓋付のアールデコ期のボトルと “アールデコ調” の昭和の中頃のグラス、
ARABIA(フィンランド)カイ・フランクのオードヴル皿KF-2
白い取っ手つきの器はフランスの「おまる」。

f0151592_2216044.jpg

イギリスのコンポート、オランダの水差し、輸出用瀬戸白磁のカップ、
ARABIA(フィンランド)のRUSKAマグC/S、瀬戸染付輪線文向付、青唐津向付、
平清水焼他の片口、ムスティエ(フランス)のオーヴァル皿など。

f0151592_22161190.jpg

我が家から持っていった古い鏡にシンプルなガラス器を並べましたが、
ちょっと過密気味……。
2日目、3日目にはちょうどいい感じになってきました。

向こうには手頃な漆皿、手前の白い器は宋代白磁碗。

f0151592_22162669.jpg

高麗徳利李朝会寧鉄釉徳利や堅手盃、伊万里の白磁胴紐盃、
かわいらしい瀬戸麦藁手の取っ手付きの徳利と盃のセットをこのお盆の上に。
明治九谷の赤絵小皿、備前水差、唐津の擂鉢など。

f0151592_22164530.jpg

フランスの鉄ものが入りぐっと締まったコーナー。
左の丸い缶はスパイス入れ。中にままごと道具のようなおろし金が。

f0151592_22172246.jpg

木枠の中のガラスの下にレースの入った珍しいお盆はフランスから。

f0151592_22224745.jpg

“南仏コーナー”。
穴のあいた黄色いお皿は水切り皿。
オリーブの木(左)とびっしりと鉄釘が打ち込まれた(右の黒いのふたつ)ペタンクのボール、
錠、水差し、タイルなど。
左の見事な和の花籠には、徳永さんが持ってきてくれた桔梗。

f0151592_22173824.jpg

小林さんの著書『プロヴァンスの幸せな旅時間』
(小林さんが長年撮りためた南フランスの美しい風景と古道具がたくさん収められており、
とても素敵で内容が濃い)と「地中海の塩」のコーナー。

f0151592_22182144.jpg

徳永さんの桔梗を小林さんがアレンジしてくださったので、
このワイヤーバスケットがこの通り。

f0151592_2218507.jpg

「骨董ジャンボリー」と掛け持ちの徳永さんは2日目の午後に登場。
このコーナーは私が「徳さん横町」と命名。
グランドピアノの形の栓抜き(すみません、裏返しておかなくちゃいけませんね)、
小さなガラスの薬瓶、古いマッチ、鋳造アルミのオモチャのピストルなど。
3日目には徳さんグッズがさらに補充されたのですが、撮るヒマがありませんでした……。

f0151592_22191010.jpg

南仏コーナーにイギリスのプディングボウルオランダのスリップウェア皿が進出。
2日目、「大江戸骨董市」出店後にかけつけた小林さんが補充した品々も撮れず、残念。
錆びた鉄のシャンデリアのパーツがかわいかったです。

f0151592_22192852.jpg

このテーブルの上はこんな感じに。

f0151592_22194281.jpg

玄関にはルーサイト ギャラリー・オリジナルの手拭いが。

サンドリーズの高野さんは、
シャープなガラスものや金属もの、土器などが並ぶ青山のギャラリーとはうってかわって、
『笑月庵』の客層にピタリと照準を合わせた品揃えがスゴイ
(古いものに慣れていないごく一般的な方が多いので、手頃でわかりやすい品物も必要なのです)。

米山さんはこの期間は完全に「料亭の女将」に変身。
あでやかな着物姿で1階と2階を行き来しながら『笑月庵』の宴席とスタッフを取り仕切り、
お得意様を骨董市に御案内。
高校生の頃から一流の骨董店に出入りして買い集めたという品々を拝見でき、眼福でした。

豊富な知識と経験を持った先輩業者の皆さんと御一緒でき、
本当に貴重な経験をさせていただきました。
かなりハードな3日間でしたが、おかげさまで売り上げも上々で報われました。

連日夜は生ビールをふるまっていただき、その場は「うまーっ」という感じなのですが、
初日の帰りの電車で寝過ごし、永福町を通り越して久我山まで行ってしまったので、
2日目からは自重……。
3日目の晩にいただいたお蕎麦がとてもおいしかったです。

来年もまたぜひ参加させていただきたいと思っております。
今年お越しになれなかった方も、来年はぜひ。


古美術・骨董ブログランキングアンティーク・レトロ雑貨ブログランキング猫ブログランキング

by penelope33 | 2009-07-21 22:41 | ルーサイト ギャラリーの骨董市 | Comments(4)
Commented by rie at 2009-07-22 12:44 x
二日目にアラビアのルスカのコーヒー椀皿を購入したNです。骨董市お疲れさまでした。
ギャラリーの内部を拝見したくてうかがいましたが、よい出会いがあってうかがって本当によかったです。時々ブログを拝見していて、どんな方だろう、、、と思っていたpenelopeさんともお会いできて嬉しく思いました。またたまに大江戸骨董市にうかがうこともあるかたと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
Commented by penelope33 at 2009-07-22 15:39
rieさん、御来場、またお買い上げいただき、ありがとうございました。

大江戸骨董市に持っていくものにはいつもアタマを悩ませておりますので、
ブログで御紹介したもので気になるお品がありましたら、
御遠慮なくリクエストしてくださいね。

こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Commented by ごんぎつね at 2009-07-23 22:57 x
フランスのヨーグルト容器と、瀬戸の盃を買ったものです。
おいしく日本酒をいただいています。骨董市では、どれも
魅力的なものばかりでかなり迷ってしまいました。
Commented by penelope33 at 2009-07-23 23:43
mixiでお見かけしておりましたが、そうでしたか!
お話の「ごんぎつね」のように名乗らずに帰られてしまったんですね。 ^^

酒器に目を留める方がほとんどいらっしゃらなかったので、
お買い上げいただき、とてもうれしかったです。
まことにありがとうございました。


<< シンプルなアルミのトランク      「ルーサイト ギャラリーの骨董市」 >>