薄づくりの吹きガラスにシンプルなカットが施されたコップ。
普段ガラス類は無地のものを買うことが多いのだけど、
このコップのはかなげな薄さと上品なデザインはひとめで気に入った。
昭和のこういったコップはコレクターさんにはあまり人気がない。
でも、仮に昭和30年につくられたとして、地震の多いこの国で、
こんな繊細なものが半世紀も生き延びて手元にある巡り合わせに感謝したくなる。
容量はいっぱいにして約200cc。
昔のコップは小さいものが多いけれど、割合と使いやすいサイズ。
(昭和20〜30年代/口径:約6.2cm・高さ:約9cm/御売約)