青蓮亭日記

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2009年 10月 24日

“平盆・並盆” その4

ナチュラルで清浄な雰囲気の大きなお盆。

あまり古いものだという感じがしないが、
楕円に変形した姿がそれなりの年数を経てきたことを物語っている。

しかし “それなり” とは何年くらいだろう?
40〜50年?50〜60年?
なんとなく我が身の “経年変化” を省みてしまう……。

(直径:約34.3〜35.4cm・高さ:約4.2cm・重さ:約1,040g/御売約)

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母ひとり娘ひとりで、
肝臓ガンの老母をひとりで看ている50を少し過ぎた友人が、
自分もガンになり、手術をするという。

ひどく恐がりなので、手術なんてしないで済むよう、
ガン検診も人一倍受けてきたのに、もうかなり進行しているのだという。

ウチの近所のマンションを引き払って実家に戻るというので、
粗大ゴミを外に運ぶのを手伝い、クロネコ某の新しい段ボール箱を座布団がわりに
座って話を聞くことしかできなかった。

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裏もニスは残っているが、さほどテカテカした質感ではない。

“平盆・並盆”  その4_f0151592_19383958.jpg


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口径8cmの蕎麦猪口がとても小さく見える。
C/Sは3客載せられるサイズ。

by penelope33 | 2009-10-24 19:58 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)
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