2010年 04月 01日

喜多村光史さんの粉引蕎麦猪口

このところ仕入れがあまりできていないので、
自宅にほんの少しだけある作家ものの器を3回に渡って御紹介
(古物好きの方、スミマセン……)。

普段は気持ちの上でも経済的にも、器作家の展示会などに出向く余裕はあまりない。

ただ、うどんやラーメンなどの汁気の多い麺類が入る鉢をずっと探していて、
イメージとしては黒釉か粉引の径7寸程のものなのだけど、
深めの「丼型」ではなく、パスタなどにも使いやすい口径の大きなものというと、なかなかない。

そんなわけで、ひとり暮らしを始めたときに「街の瀬戸物屋さん」で買った、
黒で口縁が鉄釉の馬盥型の鉢(800円也)をいまだに使っている。

カレーライスを盛ったこの丹波の黒い鉢は理想に近かったのだけど、
残念ながらひとつしか売っていなかった。

昨年11月に麻布十番の「さる山」さんで、
喜多村光史さんの “どんぶり鉢を中心に粉引三昧” の展示会があったので、
雨の降る最終日の夕方に出かけてみた
(この日は昼間は吉祥寺で所用があり、珍しく東奔西走の1日だった)。

深さのある「どんぶり鉢」を見送って、ひとつだけ買ってきたのがこの大きめの粉引蕎麦猪口
(昨日の「芋焼酎のほうじ茶割り」が入っているのがそう)。

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形はこちらのページの「KI-012」の一番右のものに近い
(ただし、ウチにあるものは口径:約92mm)。

喜多村さんの白磁蕎麦猪口は既に我が家で愛用しているが、
使っていくうちにどんどん “味” がついていく粉引の器は、
早稲田の「petit cul」さんで見かけていたものの、
ウチにはちょっと重いかなという気もしたので、とりあえずひとつだけ買ってみた。

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4ヶ月使ってみた感想は「愉しい」。
茶渋などがついても全然気にならないどころか、
まっさらな状態から “育つ” のを見るのが、とても愉しい。
シャープでありながら、奇をてらわず飽きのこない形も好きだ。

こういう器を「コキタナイ」と思う人もいるだろうから、
来客用のお茶は白磁の猪口でお出しする(卵を1個割り入れたりするのにも使う)。
サイズの大きいこの粉引猪口は、お茶からお酒まで愉しめるMyカップとして
ただいまヘビーローテーション中。

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もともと持っていた白磁蕎麦猪口。

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並べるとこんな感じ。

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粉引の器は、
3年程前にYahoo!オークションで購入したこの小山乃文彦(おやま のぶひこ)さんの飯碗が最初。
(この方は特にポットが人気のようだ)。

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2客買った小山さんのお茶碗のうち1客を割ってしまったので、
次に上の花岡 隆さんの飯碗を2客購入。

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ふたつ並べるとこんな感じ。

花岡 隆さんのものは艶やかな上釉とシャープな器形が好みだけれど、
内側にうっすらと見える「御本」(ごほん=ピンク色の斑)はあまり好きではない
(ご飯を盛れば気にならないが)。

明日は「黒い器」の話

by penelope33 | 2010-04-01 21:28 | ウチのもの | Comments(0)


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