青蓮亭日記

seirentei.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2011年 01月 16日

チェック柄の膾皿(なますざら)

シンプルなボウル状の形に、
“格子文” というより “チェック柄” といった雰囲気の手描きのライン。

お譲りくださった業者さんは「伊万里」だという。
「ええっ?でも、これ、明治より時代が下るんじゃないの?
大正以降の伊万里ってどうなってるんだっけ……?」と改めて調べてみた。

(年代不詳/直径:約16cm・高さ:約5.6cm/御売約)

f0151592_22193849.jpg




江戸時代に肥前国の西北部で焼かれていた磁器は、
明治以降は主に鉄道で運ばれるようになり、
それまで伊万里港から出荷され「伊万里焼」と総称されていたものが、
有田焼、志田焼、三川内焼などと細分化された産地別の呼称になった。

でも、リンク先『伊万里焼キッズサイト』にはこんな画像も載っていた。

f0151592_22202531.jpg

《大正時代(1912~25年)の伊万里の船着き場》
〜伊万里・北松地域広域市町村圏組合『海と交流 わたしたちのふるさと』より〜

やっぱりこの格子文の向付の末裔なのかな……?

f0151592_22213999.jpg

画像を見ているうちに、'70年代に流行った『スピログラフ』を思い出した
(脳内で「♪ス〜ピ〜ロッグッラフを回したらねっ〜」と、CMソングまで蘇ってきた……)。

呉須(ごす=藍色の染料)の色は明治以降のコバルト系ではなく、落ち着いた良い色をしている
(画像の色よりもっと渋くていい)。

f0151592_2221969.jpg


f0151592_22221866.jpg


個人的にはかなり好みである。
こういう “落穂拾い” は愉しい。

f0151592_22243065.jpg


f0151592_14364066.jpg

手前が江戸後期の伊万里の膾皿。

f0151592_1437267.jpg

そこそこ古いもののような気がしてきた……。

by penelope33 | 2011-01-16 22:33 | 古いもの・古びたもの | Comments(4)
Commented at 2011-01-17 06:12
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by penelope33 at 2011-01-17 12:09
> 鍵コメント at 2011-01-17 06:12 様

ただいまメールをお送りしました。
Commented by mashumix at 2011-01-19 13:49
届いています♡
適度な厚みと重みもあって、使いやすそう。

呉須の色味もよいですね~
良いものをありがとうございます。
Commented by penelope33 at 2011-01-19 14:43
実は、きっとお気に召していただけると思っておりました(笑)。
画像を追加でUPしましたので、御参考まで。
このたびもありがとうございました!


<< 特等席      『第一回 二子ノミの市』 >>