2011年 05月 30日

日輪と蝶の図 瀬戸陶胎染付印判飯碗

線香花火の火花のような図柄はおそらく日輪=太陽だと思う。
いや、太陽がこんなにたくさんあるのは変かな……?

灼熱の太陽、もしくは夜空にスパークする花火の合間を蝶が乱舞する、大変ハジケた文様。
黒木和雄監督のカルトムーヴィー『とべない沈黙』のことを思い出した。

しかも磁器ではなく陶器、いわゆる「陶胎染付」の印判ヴァージョン。

(明治期/直径:約12cm・高さ:約5.5cm/御売約)

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個人的にはかなり “ノックダウン” 状態であります。

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1客撮りそびれた……。

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内側は控えめに梅花と松葉が。

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赤いラインの部分に2cm程のニュウあり。

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どれも楕円に歪んでいる(そこがまたいい)。

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目立つ窯傷のあるもの。

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ニュウのあるもの。


【後記】この “火花” のような文様を「放射文」と記載している資料を見つけた。
それと、中心の小さな円のない “火花” を「花文」としている資料もあった。

「太陽」と「蝶」より、「花」と「蝶」と解釈したほうが自然なのかもしれない
(2012年6月26日)。


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右が江戸後期の瀬戸陶胎染付の膾皿(御売約)。


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by penelope33 | 2011-05-30 20:49 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)


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