2011年 06月 01日

アルミ製の硯

鋳造アルミウム(アルミ・ダイキャスト)の硯(すずり)。

このブログで御紹介させていただいた『裸形のデザイン』という本の中で
『長方硯』として2点掲載されているうちのひとつ。
『画硯』と紹介されている。

(昭和前期の代用品/縦:約13.2cm・横:約7.7cm/御売約)

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フツーに撮影し、彩度はいじっていないのにまるでモノクロ写真のように見える
(“汚部屋” だった2階の3畳間が最近やっと片づいたので、
ブツ撮りはだいたいそこでやっている。
北側の窓からの光は被写体に柔らかく当たるのがいい)。

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金属というよりむしろ自然石のように静謐なたたずまい。
簡素なフォルムであるがゆえに、
鋳造アルミのマットな質感、微細な凹凸や無数の傷が、豊かな表情を醸し出しており、
「用の美」を越え、詩情さえたたえている……と言ったら言い過ぎか?

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アルミニウムという素材の魅力を改めて教えてくれる、不可思議で魅力的なオブジェである。

by penelope33 | 2011-06-01 22:05 | 古いもの・古びたもの | Comments(2)
Commented by ひーこ at 2011-06-02 12:10 x
このところ、拝見したことのない物が続いて、楽しいです。
このアルミの硯もガラスのおろし皿も…
庶民的な素材なのに、なんともスタイリッシュですね。
Commented by penelope33 at 2011-06-02 19:52
ひーこさん、ありがとうございます。

4月に結構いろいろと仕入れていたのですが、
御紹介が追いつかなくて……。

実店舗でディスプレイできないものですから、
オブジェっぽいものやコレクターズアイテムなどを売る自信がなくて、
どうしても器系が多くなってしまうのですが、
できるだけいろんな方面にアンテナを張りたいと思っています。

そうして買った品物を撮影して、
改めて「いーじゃん、これ」と思うことも多いですね。 ^^


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