青蓮亭日記

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2011年 06月 06日

Petrus Regout の青い縁取りのプレート

オランダのPetrus Regout社の19世紀末頃のプレート。
型押しだとは思うが、縁に鎬(しのぎ)があり、そこに青の濃淡が重なり、
蕎麦猪口などに見られる「雨(振り)文」のようになっている。

和物を扱う業者さんからお譲りいただいたので、
幕末〜明治頃に日本に渡ってきたものではないかと思う。

こういった縁取りのプレートはフランスの古いものでも見かけた。
ウチにあるベトナムのソンベ焼の小皿にもギザギザした青い文様がある。

手元の資料によると、蕎麦猪口におけるこういった雨の表現は17世紀前半に遡るというが、
ヨーロッパと日本、どちらが先だったのだろうか……?

(19世紀末/直径:約21.5cm・高さ:約3cm/御売約)

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向かって左・A。

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「スフィンクス・マーク」以前の刻印。

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向かって右・B。

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手前はC。

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青のグラデーションが少なめ。
3枚の中で一番古色がある。

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大きな「スフィンクス・マーク」(1878年以降)。

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Cの裏側、4時と11時の方向に3cm弱のニュウが(表には通っていません)。

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和物でいえば七寸皿、深さもあって使いやすそう。

Regoutの古い皿は “Willow Pattern” などの密度のある絵柄が多いが、
この皿は、ややくどい雰囲気の絵皿よりずっと日本の食卓に似合う。

by penelope33 | 2011-06-06 20:52 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)


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