青蓮亭日記

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2011年 07月 02日

マヌケな色絵印判皿の愉しみ

このブログでは、「兎の柄は人気」とか「地図文や文明開化ものは云々」といった
従来のコレクター的な視点は全く無視して、
自分でおもしろいと思うデザインの印判の器を扱ってきた。

今回は、仕入れのときにいつも横目でながめつつ、
何かいい使い方はできないかとずっと考えていた、
色絵の印判皿をピックアップしてみたいと思う。

明治伊万里の多色刷りの膾皿に、今朝、町田の家から届いた山形のサクランボを盛ってみた。

(直径:約14.9cm・高さ:約4cm/御売約)

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黒・茶・赤・青・緑・黄と、6色も使っているのに、
ケンランゴーカな江戸期の錦手に比べ、なんてチープ……。

でも、刷り具合が薄めで版ズレがあるアバウトさが好ましく、
余白が多いところが「使える」と思った。
6〜7客の中から、一番マヌケな感じのものを選んだといってもいい
(マヌケな位の柄のほうが飽きがこない)。

口辺が青いのも、いわゆる “口紅”(口辺の茶色い鉄釉)と比べてクドさがない。

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ひっつきを剥がした跡があるが、側面なのでさほど気にならないかと。

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『黄身しぐれ』など、きれいな色の和菓子や、苺ショートケーキ、
小龍包、キムチやナムル、白菜の漬物、ひじき煮なんかも似合いそう。

染付や白磁、民藝のシブい器が “賢い” のはもう当たり前。
たまにはこんな変化球も愉しんでみたい。

by penelope33 | 2011-07-02 22:25 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)
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