青蓮亭日記

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2011年 07月 26日

7月の終わりに

昨日は、相模原市内にある霊園で義父の納骨をとりおこなった。

事務所からお墓まで車に乗っていくような広大な墓地。
下の画像は、納骨を終えて義父のお墓から帰る道から撮った景色。

このあたりは昔からの日本式の背の高い墓石が並んでいるが、
義父のお墓は、墓石が横長で小さめのタイプ。
達筆な叔母の書いた「穏」という文字が刻まれていた。

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晴れて暑いことは暑いのだけど、
この前の台風の後からどこか秋めいた風が吹くようになった。
まだ7月なのに。

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義父が四半世紀近く闘病生活をおくった部屋の窓から。

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義母が丹精している庭。
まだ紫陽花が咲いていた。

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義母は今はこの部屋で書きものなどをしているそうだ。

夜、自宅に帰ってからZOOが、
「俺は親父が墓にいるとは思っていないんだ」と言った。
川越の母が亡くなり、郊外の霊園に納骨した後、私もそんな気がした

by penelope33 | 2011-07-26 03:01 | つれづれ | Comments(6)
Commented by れいれい at 2011-07-26 08:58 x
お義父様のお部屋はゆっくりと時が流れている感じがします。
きちんと整頓されてますね。
お義母様は今もそのお部屋でお義父様とお話しされるのでしょうね。

Commented by うな茶漬け at 2011-07-26 10:00 x
私もね、
母が旅立って28年ですが、私も一度も母がお墓に居るって思った事無いですヨ
母は乗り物酔いに弱く 一度も旅行らしい旅行をしなかったので
今頃世界中を旅してるかも ってネ(笑)
あらためてお義父様のご冥福と、
ご家族の健康と心の癒しをお祈りしています。
Commented by sa55z at 2011-07-26 10:45
それはそれで問題なのですが、ウチはオヤジの住んでいたウチは、死んだ日のままになってます。
でも、やっぱり問題だよなぁ。
Commented by penelope33 at 2011-07-26 12:54
> れいれいさん

義母はとてもきれい好きなんですよ。

義父母は去年金婚式を迎えました。
結婚生活50年の半分が闘病・介護の日々だったのですよね。

離れて暮らしていた私たち夫婦は、
義父母や義兄の苦難を本当にはわかっていないのだと思いますが、
今は、「おとうさん、自由に好きなところを飛び回ってくださいね。
おかあさん、お兄さん、落ち着いたら自分のやりたいことをね……」
と思うばかりです。
Commented by penelope33 at 2011-07-26 13:01
> うな茶漬けさん

ありがとうございます。

川越の母も、今頃はスペインでフリオ・イグレシアスを観たり、
イタリアで『ローマの休日』のロケ地をたどったりしているのかなぁ……(笑)。

実は相方が、義父が山形の中学を卒業して以来の写真と、
闘病生活のひとコマをビデオにまとめましてね。

山形の農家の五男坊が、東京で就職をして、仕事を頑張って、
恋をして結婚、子どもを持ち、家を建て……、という半生の中で、
どんどん顔つきが変わっていくのが、とってもカッコいいんですよ。

たぶん身内でなくとも、普遍的なおもしろさがあるんじゃないかと。

追ってその写真の一部を御紹介したいと思っています。
Commented by penelope33 at 2011-07-26 13:03
> sa55zさん

永福町で借りていた家の隣りの大家さんの御実家が、
お母様の入院した日のままという感じで11年そのままでした。

そしてお母様が亡くなったとき、業者に中を片づけさせていましたね。

御両親の生前のままにするにも、掃除やある程度の片付けは必要かと……。

御近所ですし、古物商ですし、よかったらお手伝いしますよ。
終わったらビールとラーメンでも(笑)。
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