2011年 11月 03日

ウィローパターンの経木皿

“Willow(ウィロー)パターン” の印刷された、未使用の “経木(きょうぎ)” プレート。

戦前、食堂などで使われていたと聞いた。
サンドイッチでも載せていたのだろうか?

もう1枚、茶色い花柄プリントのものもあったのだけど、
先月『西荻骨董好きまつり』で売れてしまった。

(直径:約15.4cm/御売約)

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ウィローパターン” とは、イギリスの陶器会社が考案した、
中国の地方官吏の息子と地元有力者の娘との悲恋物語を題材にした模様のこと。

枝垂柳、楼閣・橋・
2羽の小鳥(この世で結ばれなかったふたりの生まれ変わり)などのモチーフが特徴。

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また、“経木” とは、薄い木の板のことで、材質は主にスギ、ヒノキが用いられる。
通常は柾目で削られている。

弁当・たこ焼きなどの容器として今でもおなじみの素材
(Wikipediaに、日本では大和時代から包装材として使われていたとの記述もあった)。

戦前から昭和30年代にかけて、マッチ箱も経木で作られていた(“経木マッチ”)。

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読めそうで読めないエンボス文字(“〜株式会社” と書いてあるような)。

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使い捨ての木皿にわざわざ陶磁器のような印刷を施すというのは、
現代から考えるとゼイタクなのかビンボーなのかよくわからないが、
当時は紙の材料のパルプより間伐材のほうが安価だったのだろう。

だから、戦局が悪化してから戦後すぐあたりまでの物資の乏しかった時代の、
いわゆる “代用品” とは違うような気がする。

by penelope33 | 2011-11-03 18:16 | 古いもの・古びたもの | Comments(3)
Commented at 2011-11-03 18:25
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-11-03 18:26
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by penelope33 at 2011-11-03 18:47
> O様

2枚とも大丈夫ですよ。
ただいまメールをお送りしました。


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