青蓮亭日記

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2011年 11月 18日

STAEDTLER のパステルの木箱

ステッドラー(STAEDTLER Mars GmbH & Co. KG)社は、
ドイツ・ニュルンベルクに本拠を置く、筆記具や製図用品の世界的なメーカー。
1835年にヨハン・セバスチャン・ステッドラー (J. S. Staedtler) によって創立された。

彼は1662年頃にニュルンベルクで鉛筆を発明したフリードリッヒ・ステッドラーの子孫にあたり、
それまでは家業として鉛筆を生産・販売していたが、産業革命の波を受けて会社組織化した。

“Pastellkreiden” とは、いわゆるパステルのこと。

美大に通っていた頃、夏休みのアルバイト代で
ファーバーカステル社の大きな木箱入りのパステルを買ったことを思い出す。

(縦:約7.8cm・横:約10.9cm・高さ:約2cm/御売約)

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「東京・松屋呉服店」と書かれたラベルが貼られていた。
このラベルを見ると、少なくとも戦前のものだとわかる。

輸入パステルは現代以上に高級画材だったはずが、
マジックインキのなかった時代、
商品の紙箱などに識別しやすい色文字を書くのに使われたのかもしれない。

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隙間があいているように見えるのは、底板がやや小さいためにできた影。

by penelope33 | 2011-11-18 23:51 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)
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