青蓮亭日記

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2012年 01月 07日

中国の柿釉色絵草文茶碗

柿釉と書いたけれど、実は錆釉と柿釉の違いがよくわかっていないので、まだ調べているところ。

なんだかいいかげんな形の白窓の中に、草と露と蛍らしきものが描かれている。

きっちり描き込まれたものより、
どこかかそけきタッチの色絵が好きな私の “ツボ” にピタリはまった “ユル・カワ” な茶碗。

とある若手の女性業者さんから「仕入れてきたばかり」というのを譲っていただいた。

(清朝末期頃/口径:約11.7〜12cm・高さ:約5.8〜6cm/御売約)

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同業の方が海外で “一期一会” で仕入れた品物をかっさらい、
このブログで御紹介することに、いつもいくばくかの後ろめたさを感じている。

とはいえ、私の商いの規模・形態では海外に仕入れに出向く余裕がないので、
こうした品物を選び抜き、日本に持ち帰られた “目” に敬意を払いつつ、
大いなる “共感” を込めて御紹介させていただくことにしている。

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窓は形だけでなく位置もテキトー。

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高台内の謎の描き分け。
陰&陽(イン・アンド・ヤン)ですかね……?

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アジア圏の “ユルい” 感じの器と合わせてみた
(ちゃぶ台の色が濃すぎてイマイチですけど)。

ハレの日にも普段にも、飯碗にも小鉢にも使える、ちょいと小粋な茶碗。


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バタバタしておりまして、ブログの更新が滞りがちで申し訳ありません。

喪中ですので「おめでとう」は抜きにさせていただきますが、
今年もどうぞよろしくおつきあいくださいますようお願いいたします。

by penelope33 | 2012-01-07 22:00 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)
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