青蓮亭日記

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2012年 10月 27日

大江戸骨董市(10/21)

遅ればせながら10/21(日)の出店レポート。

2年5ヶ月も大江戸骨董市に出ていなかったのは、
決して「卒業」などと思っていたわけではなく、
4月と10月に『西荻骨董好きまつり』、7月に『ルーサイト ギャラリーの骨董市』、
奇数月に『二子ノミの市』と、出店する機会が増えたから。

自分の中で「イチ押しの品物」がブログで結構売れるようになり、
それとは別に、骨董市用に2,000〜3,000円以下でおもしろい品物をたくさん揃えるのが
タイヘンになってきたのである。

なんとなく取っておいた子ども茶碗を始め、手頃な値段の品物がたまってきていたのと、
「『野菜のポタージュ』発売記念 “ひとりイベント”」を、
たくさんの人が来場する大江戸骨董市でやりたかったので、ひさびさの出店と相成った。

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7時半に受付に並び、8時前から品出しを始め、
開場の9時を回ってようやく全部の品物を並べ終えた
(前日の “シミュレーション図” の品物はほとんど持って行った)。

朝からしばらく右隣りのスペースが空いていて、
C-3列の一番端で離れ小島のように営業していた。

「お隣りさんは(英国アクセサリーの)Kさんかな?キャンセル……?」と思っていたら、
熱があるという『小匙舎』「し」さんが遅れて登場。

チューリップ柄の和封筒、『アボガドと豆腐ポタージュ』を入れたストライプのボウル、
子ども茶碗、OLD HALLのクリーマーとシュガーボウル、
明治頃の染付草花文猪口、チョイ古のBUNACOボウル、琺瑯皿
イタリアのアルミミニ片手鍋など、まさに “under ¥3,000” のモノたちと、
御予約分3冊を含め6冊のスープ本が午前中で売れた。

ひさびさの値切り攻勢にとまどったけれど、
売り切ってしまいたい気分のときには、品物を手に取って黙ってまた置いていかれるよりはいい。

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スープ本がらみの品物を手に取っている方に、
「この本で(自分が)使ったものなんですよ」と説明すると、
「スタイリストさん」と「露店商」のイメージにギャップがあるのか、皆さん驚いていた。

その後は、誰も手に取ってくれなかった瑠璃釉(!)の小さな茶碗や、
いろいろな方が手に取るものの売れなかったHornseaの黄土色のスープボウル
(「おろしかぶの麹ポタージュ」を入れたもの)、
Woods & Sons “Iris” のC/Sなどを業者さんが購入。

小さなプレスガラスのボンボニエール、大江戸以外では売れない古いフィルム缶なども動いた。

古い “ズック靴” (死語?)は、若いお父さんが(ふたりも!)、
小さなお子さんに試し履きさせようとしたのが想定外のリアクションだった。
子どものほうは、今どきのカッコいいブーツなどを脱ごうとしないのが、なんともおかしく、
売れなくてもまあいいかという気持ちに。

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この日はお天気もよく、人出も多かったけれど、
「3.11」の前の大江戸骨董市の午後の人波はこんなもんじゃなかったなぁと思い出す。

震災直後の閑散とした雰囲気も知っているから、
「ここまで回復した」ということもわかっているが、
ひさびさに大規模な骨董市に出店してみて、改めて世情の変化を痛感した。

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朝は寒いくらいだったのに、午後の西日はキョーレツだった。

「基本売り上げ目標」も超えたし、スープ本も持っていった10冊を完売、
「今日は出店してよかった……」と思っていたところ、
この白磁急須や明治平戸焼の向付などをまとめて買われた方がいらして、思わぬ上乗せに。

2,000円の品物を値切って買わない方もいれば、
店じまい直前、通りがかりに(……という風に見えた)20,000円以上をスッと出す方もいる。
これが「大江戸骨董市」、かな……。

店じまいは周辺の手持ち出店者の中でビリになり、
ひさしぶりにA野さんからお叱りを受けてしまった(4時ジャストに終了しました!)。

“御来店” ・お買い上げいただいた皆様、まことにありがとうございました。

ひさびさにお会いした方、初めてお話しする方、いろいろな方にお声をかけていただき、
とてもうれしく、またしみじみとありがたかったです。

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これは2004年10月17日の出店のための “シミュレーション” 図(ハズカシ〜)。
デジカメを持っていなかったので、骨董市出店のために買った携帯で撮影、
デイヴィッド・ホックニーばりに切り貼り。

矢印の先にあるのが子ども茶碗。

ちなみに四角い白磁の蓋付き容器は、東郷神社でヨシミさんから買ったもの。

2004年6月、右も左もわからないまま初出店し、
麻布1枚敷いただけの露店でも、ここは「自分の店」だからと小さな木の看板を作った
(今でも使っている)。

若い業者さんたちが実店舗を持って頑張っているのを見やりながら、
相変わらず “コロコロ(=スーツケース)” を引きずって泥臭く商っております。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。



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by penelope33 | 2012-10-27 22:48 | 大江戸骨董市 | Comments(10)
Commented by こぐま at 2012-10-28 01:28 x
ご心配お掛けし、お世話にになりました。
はじめましての”サボノスケ”もお世話になりました。
(私はやっと昨日復活しました)

「ひさびさの値切り攻勢にとまどったけれど、
売り切ってしまいたい気分のときには、品物を手に取って黙ってまた置いていかれるよりはいい。」と書かれている箇所、
サボノスケが深く深く「そうなんだよな~」とうなずいております。

一緒にさせて頂くこと自体、とても失礼なことだと私は思うのですが、
毎年近所の地区祭のフリマで自宅の不用品を売っている
サボノスケ・・・
「買ってくれそうに手に取っていたのに、すっと置いて行かれると
ほんとガックリくるんだよな~」。

そう言えば、終了近くにあるお店の前に「全て50%引き」という
立て札が立ててあるのを見た時、実は私もサボノスケに頼まれて、
「今から20%引き」、「今から30%引き」、「今から半額!」
という張り紙をフリマのために書かされたことを懐かしく
思い出していました。
(もっと細かいやん!!)

私も関西人のサボノスケの一言のお陰で、
この日他のお店で、ランチョンマット風に使えそうなお盆を6枚
かなり安くして貰ってゲットしました(笑)
Commented by penelope33 at 2012-10-28 12:46
こぐまさん、お元気になられてよかった!

先日はサボノスケさんと一緒に御来店いただき、
ありがとうございました。

一応買値はキープしていますけど、売り切りたいときの心持ちは、
業者もフリマ出店者も同じようなものですよね。

お盆は塗物のお敷でしょうか?
サボノスケさん、お客さんになったら手強いだろうなぁ……(笑)。
Commented by wayumi at 2012-10-28 18:54 x
ご無沙汰しております。ブログは楽しく拝見させて頂いております。
私も土日、祝日は古物商の手伝いを始めて約3年。仕入れ、値付けやディスプレイを楽しんでいます。いろいろ勉強することは多いですが、温故知新とはよくいったものだなぁと感じています。
日にちが合えば骨董市にもぜひ、伺いたいと思いつつです。
Commented by まき at 2012-10-29 12:11 x
そういえば一度も自分から値切ったことがありません。
値切っていいって知りませんでしたし(もしや常識!?)。
品物をじーっと見ていると、
店主の方から値段を下げてくださることは多いですが。

>品物を手に取って黙ってまた置いていかれる
すいません!やってしまいます!
何か質問したら最後、買わなければいけないと思って!
どうもいまだにドキドキしながらの骨董の買い物です。
Commented by penelope33 at 2012-10-29 13:31
> wayumiさん

おひさしぶりです!

私よりwayumiさんのほうが業者さんらしくなっていそうですね〜。
いつかそのお店を引き継がれるのでは……?
今度うかがってみたいです。
Commented by penelope33 at 2012-10-29 14:01
> まきさん

> 品物をじーっと見ていると、
 店主の方から値段を下げてくださることは多い

今は不景気なので、
安くしてでも売りたいという業者が多いかと思います。

ほしそうなお客さんがいて、値下げできるものであれば、
業者のほうから声をかけることも多いですよ。

自分から値切らない、店主の言い値で買ってくださるって、
「きれいな買いかた」っていうのですけど、
そういう方はお店の印象もいいので、
後々得なこともあるんじゃないかと。

> 何か質問したら最後、買わなければいけないと思って!

そんなことないですよ〜。
「無関心」より、興味を持ってもらうだけでもありがたいですよ。

何か教えてもらったら「ありがとうございました」、
言葉に困ったら「ちょっと他も見て来ます」、
気に入らないところがハッキリしていたら
「ここが、もっとこうなっているのが好きなんです」、
「高いな〜」と思ったら「ちょっと予算が足りなくて……」等々。

何かしら会話をしてみてください。
特に「このお店、いいな」と思ったら、
買わないときでも積極的にコミュニケーションを取るといいですよ。
Commented by まき at 2012-10-29 19:42 x
「きれいな買いかた」って言われると嬉しいですね^^
値札のままで買おうとすると「高いけどいいの?」
と聞かれることも結構あって苦笑することも(高くても欲しい!)

あまりコミュニケーション上手じゃないので、
ぺねさんの会話術とても参考になります。
今度使ってみます。その前に人見知りをなんとかせねばですが…。

若松監督のことは非常に驚きました。
ここまでアクが強い映画を作られる人はなかなかいないと思うので、
もう新作が見られないと思うと本当に残念です。
Commented by こぐま at 2012-10-29 21:43 x
すいません・・・。
サボノスケのつまらぬ反応に面白がってコメントを書いてしまい、
骨董屋さんの営業妨害のようなことをしてしまったのではないかと
深く反省しています。

扱っている品物の質があまりにも違い過ぎますよね・・・。
近所のフリマだと、もう始まった途端(最悪開始前に)
「これアイロンかけなアカンやん!アイロンかける手間分安くしてよ」
と500円で出していた洋服を100円で強引に持って行かれるおばちゃんもいますから。

でも、私の実家を処分した時に出たどうしようもないけれど、他では
売っていない品物も毎年並べているので、
「ここは、いつも変わった物があるなぁ」と見に来て下さる方もいて、
買って下さる訳ではありませんが、何だか嬉しいような・・・
それがフリマの楽しみかも知れませんね~。
Commented by penelope33 at 2012-10-31 12:56
> まきさん

まず、「高くても欲しい!」と思っていただけるような品物を
並べなくちゃいけないんでしょうね。

私は(といいますか、ウチは)若松監督の'60〜'70年代の作品と
『実録。連合赤軍 あさま山荘への道程』しか観ていないのです。

ZOOが「親戚の叔父さんが死んだような気持ちだ」と
言っていました……(私もそんな気持ちです)。
Commented by penelope33 at 2012-10-31 13:03
> こぐまさん

いえいえ、楽しく読ませていただいていますよ。 ^^

フリマでのおばちゃんの値切り方は、
なんといいますか不条理感炸裂してますよね(笑)。

「大江戸骨董市」に出店する前、
寒風吹きすさぶ杉並・高井戸でフリマ出店したことがあります。

歯の欠けた巨大なおばちゃんに、
100円のトランプを「50円しか持ってないからまけてよ」と
言われたときには、かなりうらぶれた気分になりました。


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