2012年 12月 03日

キュノワール風のどっしりとしたジャグ

キュノワール」と言ってしまってもよいのかもしれないけれど、
仕入れ先がアメリカとのことで、また少し若い感じもするので(20世紀初頭頃)、
一応「〜風」ということにしておく。

お譲りくださった業者さんは、
「フランス風のものと一緒に仕入れたし、もしかしたらフランスのものかも」とおっしゃっていた。

深い葡萄色の釉調もよいが、
それにもまして、ずんぐりむっくりとした無骨で安定感のあるフォルムに惹かれた。

(口径:約12.5cm・幅:約16.8cm・高さ:約12cm/御売約)

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口径9cm程のキュノワールのシードル用マグ(私物)と。

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内側には釉剥げが少々。

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底。

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これはネットで拾った本家キュノワールの小さなジャグの底。
今回の「デカ・ジャグ」の胎土は明るい色で、むしろこちらに近い感じ。

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白と葡萄色(褐色)の間に、鉄分がにじみ出たような黄土色が見られる。
こういったところは、「キュノワール」というより日本のやきもののような味わい。

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小さな欠けやキズはあるものの、「古民藝」的な風格があるのでさほど気にならないかと。

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やきものとしての見所がたくさんある品。
「キュノワール」か否かにとらわれずに御覧いただければと思います。

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【オマケ】フィンランドのデザイナー、カイ・フランクの『Kilta』のピッチャー。
カイ・フランクは、フィンランドの農耕社会で使われていた
伝統的な器のフォルムを研究して『Kilta』や『Teema』をデザインしたというが、
口の部分の角度とかどっしりとした感じとか、このジャグと共通するものを感じる。



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by penelope33 | 2012-12-03 23:46 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)


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