青蓮亭日記

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2013年 01月 24日

“やや古” の二彩のマカイ

昭和中期頃の沖縄の二彩(鉄釉と緑釉)のマカイ(=茶碗)。

現代の沖縄で作られている「やちむん(=やきもの)」を見る限りでは、
沖縄本島中部の「読谷村(よみたんそん)焼」のような気がする。

作られてから40〜50年程か?
今出来のやちむんにない落ち着いた色艶に惹かれた。

昭和元年からだって90年近く経つのだから、
こうした “骨董未満” の品が、自分の手元で “骨董” になっていくのを見るのも
愉しいんじゃないかと思っている。

(口径:約14.3cm・高さ:約6.5cm/御売約)

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口径4.5寸、小丼といったサイズ。

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ポタージュ本の撮影のとき、和洋新古さまざまなタイプの器を使う代わりに、
自分なりの「コード(=決まりごと)」を設けた。

基本的に柄物は染付、鉄絵、または輪線文(ストライプ)などのシンプルなもの、
色は、青(藍)・白・黒以外は淡いものか渋いものといった風に。

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緑色の器もほしかったのだけど、織部釉などの強い緑は避けたくて、
ほのかに緑を感じさせる田谷直子さんの灰釉茶碗を入手
(P.94「皮付き大根」とP.96「かぶと長いも」)。

でも、本になったときにちょうどよい按配の発色だったのは、
P51「バジルとごま」で使った、やはり “ちょい古” のセラドン焼の鉢
(石澤清美さんからお借りしたもの)。
今のセラドン焼にはない色だとうかがった。

“ちょい古” の力もあなどれない。

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作家物ではなく現代の民藝の器という選択肢もあったのだが、
柄物だと色が強すぎたり、逆に無地のものだとちょっと物足りなかったりして、
短期間で好みのものは見つからなかった。

撮影時にこのマカイを持っていたら、使いたかったなぁ……
(「にら」とか「ごぼう」あたり。いや、「ごぼう」は昨日のフランスボウルかな……)。

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見込みの重ね焼きの跡(透明釉がかかっていない部分)は白っぽいけれど、
高台を見ると胎土はこんなに黒いのかと、ちょっと驚かされる。

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2.5cm程のニュウは内側だけなので、あまり差し障りはないかと思う。



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by penelope33 | 2013-01-24 23:59 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)


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