青蓮亭日記

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2013年 09月 18日

松村硬質陶器の白磁レリーフ深皿

1902年(明治35年)に名古屋で創業した『松村硬質陶器』の、
レリーフがついた白磁(正確には「硬質陶器」)深皿。

リンク先の皿↗(東京工業大学博物館『平野コレクション』より)が創業当時のものと知って驚く。
でも、考えてみれば、こういう技術が完成したから創業したのか……。

実は『野菜のスープ』の撮影用に用意した品
この目跡のつきかた、おそらく1940年代以前のものだと思うのだけど、いつ頃のものなのか……。

洋物のレリーフ皿は(文字通り)“柄じゃない”。
フランスものでよくある花リム皿や、縁に真珠がちりばめられたようなオクトゴナルのプレートも、
正直なところ自分では使わない。

でも、この古い和物のレリーフ皿は凹凸が控えめで品がいいと思った
(結局使わなかったけど……)。

画像左が【A】、右が【B】。

(直径:約23cm・高さ:約3.6cm/御売約)

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【A】【B】ともに表側を漂白↗。

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【A】
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回りのヒラヒラしたリムの間のバリ(=成型時にはみ出た部分)みたいなところ。
古い製品のこういった技術の未熟さも、今どきのものにない “味”。

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【B】
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焼きが甘く、細かい貫入がびっしり入っている(これは漂白後)。

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凹凸もはっきりせず、なんだか朦朧とした感じ(漂白前)。
それはそれでおもしろい。

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(漂白前)

シミはできやすいと思うけれど、
使いながら “自分の料理のシミ” をつけていくのもまた愉しいはず。

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(漂白前)

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洗い桶や洗面器に漬けて漂白すれば、内側と同様に外側もきれいになると思う。

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ごく小さなホツレがある。

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夏の「セロリのスープ」にプレーンなタイプの日本の硬質陶器のスープ皿を使って撮影してみて、
ヨーロッパのクリーム色の軟質磁器より、真っ白な日本の硬質陶器のほうが、
今の自分の気分には合っているように感じた。



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by penelope33 | 2013-09-18 23:50 | 古いもの・古びたもの | Comments(4)
Commented by まき at 2013-09-19 12:03 x
綺麗なお皿ですね。
レリーフ皿は持っていないのですが、
このレリーフ部に汚れがたまらないのかな?とか思ったりします。
一行目、『松村硬質陶器』のリンク先のお皿、いいですね!
これで直径15cmくらいのが欲しい!

こぐまさんと同じく、毎日ブログを拝見していますが、
毎回コメント書くと粘着!?と思われそうで…。
気が小さくてすいません(^^;)
Commented by penelope33 at 2013-09-19 19:47
葡萄のレリーフとかでハゲシくデコボコしているお皿、
ああいうのは洗いにくそうですけれど、
このくらいの凹凸だったらフツーにスポンジだけで洗えそうです。

私、実店舗もなく、出店の機会も少なく、
ひとりで日々黙々と作業(撮影&画像加工)してブログにUPしているものですから、
何かリアクションがあると単純にうれしいですよ(笑)。

どなたでも(お会いしたり品物を買っていただいたりしたことのない方でも)、
お気が向かれたときに、お気軽にコメントをいただければと思います。

人気ブロガーで相互リンクのすさまじく多い方は、
あちこちでコメントをして、
自分のところに来た膨大なコメントにお答えして、
「皆さんのところにうかがっていないのに、UPしてすみません」
なんておっしゃていたり、
「“ブログ社交”もタイヘンだな〜」と思ったりしますけどね……。

あと、名乗らず or 身元も明かさずに、
ポチッとするボタンがいろいろありますので、
気に入ったらポチッとしていただければありがたいです。
Commented by こぐま at 2013-09-19 21:43 x
ブログの世界に足を踏み入れて、もうすぐ1年…
イイネ!が、誰が入れて下さったかを知ることが出来ると知ったのは、ツイ最近でして(-.-;)
しかも既に、その確認方法を忘れてしまい、ブログ管理のボタンをアチコチ押しているような感じです(?_?)

2年目に入るに当たって、タグやその他いろいろ整備し直そうと思っています。

penelope33さん、いつかご指導お願いします。

piが「器は白に限る!」と言っていたのを、このお皿を見て思い出しました。
piの弁当箱はタッパーだそうですが(笑)
我が家では、7割引で購入したリチャードジノリの25センチの白いお皿6枚セットが結構和洋中と活躍してくれています!
Commented by penelope33 at 2013-09-19 22:53
> こぐまさん

こぐまさんのブログの左のほうの、
「エキサイト プロフィール/こぐま」の下の
「プロフィールを見る」をクリックすると、
どなたが「イイネ!」と押してくださったかわかります。

タグは通常20までつけられます。
もっとたくさんタグがならんでいる方もいらっしゃいますが、
私はそのやりかたはわかりません。
でも、大抵20もあれば分類できると思います。

「御指導」できることとできないことがありますが(笑)、
とりあえずわからないことがあったらメールでお尋ねくださいね。

若い頃、自分で最初に買ったパン皿は業務用の緑色・次が紺色でした
(それまで実家から持ってきた安い白皿しか持っていなくて、
 濃い色のお皿がほしかったんですね)。

白の良さに目覚めたのは、古いものに出会ってからです。
世間では定番のブランド皿は、いまだに縁がありません。

しかし、リチャードジノリ7割引とは!買物上手ですね〜♪


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