青蓮亭日記

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2013年 09月 20日

ピカピカのピューター大皿

大江戸骨董市に出店していた頃、
私が並べていたチョコレート色の蓋付き琺瑯ピッチャーを見て、
ある老西洋骨董商が
「これと同じもの、ウチにもあるよ。よかったら今度遊びに来なさいよ」と言った。

その方のお宅にうかがってみると、
壁に飾り棚があり、そこにピカピカのピューター皿がたくさん並べられていた。

西洋骨董のことなんて今以上になーんにも知らなかったから、
「普通の(王道の?)西洋骨董って、こうやってピカピカに磨いちゃうんだな〜」と、
軽いカルチャーショックを受けた。

このピカピカの大きなピューター皿を見たとき、このときのことをまず思い出した。

「もっと黒っぽくて古色のあるほうが好きだな」と一瞬考えたけれど、
すぐに、「ああ、これって “あちら側の西洋骨董品” なんだな」と理解した。

そして、よくよくながめてみると、
「光ってるけど、結構古くて趣きのある造形をしている」ことがわかった。

(直径:約31cm・高さ:約2cm・重量:1.1kg強/在庫アリ)

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今日は平和島流通センターの「全国古民具骨董まつり」に行ったのだが、
いつものように “ピカピカ・キラキラ” した “あちら側の西洋骨董” の店がたくさん並んでいた。

銀食器はピカピカ、陶磁器は “ミント” が最高。

銀や錫の食器やカトラリーをピカピカに磨く人が「使う主義」の人で、
黒々としたものを好む人が「蒐集して愛でる」タイプとは限らない。
むしろその逆もあるだろう。

和骨董でも、金彩銀彩、色絵磁器など、きれいでゴージャスなものを好む人もいるし、
トロトロ・黒々、使い込んだ古民藝、侘びた品々が好きな人もいる。

古いものに対するこの嗜好の差は、いったいどこから来るのだろうか?
一概に「育ち」とも言い切れないし……。

日本で “ピカピカ・キラキラ” 以外の西洋骨董を初めて紹介したのは、
かのロンドン・ギャラリーあたりなのだろうか?

……そんなことを考えさせられたこの大皿。

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時代はよくわからないけれど、ホールマークがいろいろついているから、
詳しい方に聞いてみてください(←おい、おい……)。

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フランスものと聞いていたが、「OSLO/HEMMERLOND」という刻印があるので、
フランスっぽくないような……。

私が思い浮かべた使いかたは、
「食器をあまり持ちたくないひとり暮らしの人のプレート兼トレイ」といったもの。

普段はこれでワンプレートの “ひとりご飯”、
友達が来たら、トレイとして使ったり、大皿として使ったり
(デリバリーのピザもなんとか載せられる)。

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これはシチューとパンだけど、カレーとナンも似合いそう……
(上に載っている品々は私物です)。

ピカピカしているけれど、所詮ピューターは “貧者の銀”。
ガンガン使い倒すのがいいと思う。


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by penelope33 | 2013-09-20 21:30 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)


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