2014年 08月 04日

古錫急須(元箱付)

「売れないだろうな〜」と思いつつ、
カタチに惹かれて買ってしまった煎茶用の錫の急須。

和とも洋ともつかない器形。
中国の茶壺(さこ=中国の急須)にこんなフォルムがないかしらと思い、
こちらのサイトにたどり着いたが、中国の伝統的な形でもないみたい。

(明治22〜40年頃/幅:約12.8cm・高さ:約7.2cm・胴径:約7.2cm/御売約)

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時代については、「鹿児島市」ができたのが明治22年、
さらに、「明治41年の『鹿児島銀器組合名簿』に『渓山堂』という名前が載っていない」
という御指摘をいただいたので、その間に存在した業者ではないかと。

ちなみに、箱のラベルにあった「鹿児島市六日町朝日 錫」でグーグル検索してみたら、
こちらのページにたどりついた。

昭和10年の「薩摩銀器組合員 7店」の筆頭に、
「鹿児島市六日町22(朝日通り) 星山堂」というのがあり、
住所や屋号から「渓山堂」の後身ではないかと推測……。


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でも、裏面にこんな「井桁」マークが……。
家紋なのか、住友系なのか、ともあれ何かの記念や祝い事で配られたものらしい。

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まっ、右利きであれば、「井桁」の面はあまり目にすることもない……。

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中はほとんど使用感がない。
茶漉しの穴を撮りそびれたが、縦長の小判形で12穴。

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元箱付。
中に戦前の新聞紙が入っていた。

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ラベルには「薩摩名産 錫器製造販売/鹿児島市六日町朝日……/渓山堂/福永金之助」とある。



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by penelope33 | 2014-08-04 21:55 | 古いもの・古びたもの | Comments(2)
Commented at 2014-08-05 00:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by penelope33 at 2014-08-05 03:13
> Sさん

学生のときはプロダクトデザインって全くわかんなかったんですけど、
今は、こういう古くてカッコいいモノを見るたびに感動しちゃいますね。

作れって言われても自分では作れないので、デザイナーにはなれませんが……。

そうですね、マヌケな井桁もだんだんかわいく見えてきましたよ(笑)。


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