青蓮亭日記

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2014年 10月 31日

“プチ・プライス” の盃

口が欠けているこちらの白磁徳利
お目を留めてくださったお客様からの御依頼で、在庫品の中からこの徳利に合う手頃な盃の画像を。

下の画像、右から時計回りに、大正頃の瑠璃釉煎茶碗、中国・清代頃の白磁煎茶碗
江戸中期〜後期の古伊万里染付若松文向付(煎茶碗)。

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お客様が希望されていたノリタケの白磁猪口よりどれも大きいのですが、
「お相手」が二合徳利なので、大きめの盃として使えるのではないかと。

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“プチ・プラ(イス)” の理由は、難アリだったり時代が若かったり。
でも、個人的にはそれぞれに良さがあると思っています。


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中国・清代頃の白磁の茶碗は、10客揃いで
「紅毛俯焼茶碗/阿蘭陀焼茶碗」と書かれた箱に入っていたもの(口径:約8.2〜8.4cm・高さ:約4.4cm)。
完品1客を5,000円で販売済み(在庫:8客)。

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見込みにフリモノのあるこちらは3,000円(御売約)。

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盃が横1列に並んだ上の画像を御覧いただければおわかりのように、少々歪みがありますが、
この時代の、特に「やきもの王国」である中国の品は、
技術が下手であるがゆえの「歪み・たわみ」ではありません。
上手い職人の「轆轤(ろくろ)の勢い」によるもので、全体の姿にも品があります。

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お客様の御嗜好を考慮し、塩素系漂白剤で漂白済みです。
見込みの「フリモノ(=焼成時に付着した異物)」は古陶磁好きには許容範囲かと思いますが、
お好みもあるでしょうから、よく御覧の上御検討ください。

箱書きにあるように「俯せて(伏せて)焼いた」ため、
ほんのわずかですが指で口縁を触ると釉薬がかかっていない部分がありますが、
口当たりには差し障りがありません。

1ヶ所、指で触ってもわからないくらいの微小なカケ(=ノミホツ)があります。


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古伊万里染付若松文向付。完品は8,000円で販売しておりました。
使用に問題ないほどのニュウ(=細いヒビ)が入ったものが2客あります(@2,000円)。

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文様のお好みもあるかと思いますが、
キズをお気になさらなければ一番 “お買い得感” があるかと。

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左上の凹みは製造時にできたもので、欠けではありません(上に釉薬がかかっています)。
この「窯キズ」のあるほうが【A】です。
矢印の部分に「ニュウ」があります(内側と外側の両方に見えます)。

ちなみに、今はニュウの部分が茶色く見えますが、漂白するとより目立たなくなるかと思います。

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こちらは【B】。

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矢印の部分に長めのニュウ(内側と外側の両方に見えます)。

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Aと比べ、内部に大きめの「鉄点(=鉄分が付着してできた黒い点)」があります。


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ぐっと時代の下る瑠璃釉の煎茶碗(口径:約8.7cm・高さ:約6cm)
とはいえ、「ノリタケ猪口」よりは数十年先輩です。

清代茶碗や伊万里向付と比べ厚手で、内側は青味を帯びた白色です(在庫2客/@4,000円 @3,000円)。


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右は江戸後期頃の有田(伊万里)・波佐見系の白磁盃(口径:約6.8cm・高さ:約2.8cm/御売約)。
清代煎茶碗より青味がかった白磁です。

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素朴な形です。

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明治頃の瀬戸白磁徳利よりも味わいがあります。

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サイズは小さいですが端反りの形ではないので、いかがでしょうか……?

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重曹水で煮沸後、さらに塩素系漂白剤の原液に浸けてみました。

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釉薬の溜まりなど、“不完全” なところが古陶磁の味ですが、
キズに抵抗がおありでしたらアウトでしょうかね……。



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by penelope33 | 2014-10-31 22:01 | 古いもの・古びたもの | Comments(3)
Commented at 2014-10-31 23:13 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by penelope33 at 2014-11-01 06:24
> Sさん

およよ(懐かしい言葉ですね ^^)。

おそらく売れ残りそうな気が。
少々お待ちくださいね。
Commented at 2014-11-01 17:27 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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