青蓮亭日記

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2014年 11月 25日

枇杷色の灰釉大鉢

少し前に購入していたものの、出自が特定できず調べていた品。

ちょっと唐津風の印象もあるけれど、
作りの荒さから見て中国系の雑器だろうということは想像がついた。

北朝鮮でも似たような鉢の作例があると聞いた。
見込みの釉剥げが “ドーナッツ状(=蛇の目)” でなく、
このように円形であるものは、浅川伯教などの発掘調査で「内はげ手」と分類されているそうだ。

ネット上で「内はげ手」という言葉はヒットしなかったが、
小学館『世界陶磁全集 19 李朝』P.246〜の「李朝陶磁窯跡表」で
その表記が見られると、御教示をいただいた。

例えば現在の中国東北部の吉林省に接する北朝鮮の窯跡
「咸(かん)鏡北道 慶源郡龍徳面龍坪洞」の出土品の特徴として、
「(李朝)中期/鉢形青磁、上げ底、内はげ手」という風に記載されている
(「会寧」も咸鏡北道の最北部にある)。

窯の特定はできないけれど、枇杷色の釉調や素直な器形が好ましく、
個人的にはすごく使ってみたい器。

(おそらく中国・明〜清代/直径:約22cm・高さ:約4.6cm/御売約)

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by penelope33 | 2014-11-25 23:24 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)


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