青蓮亭日記

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2015年 05月 13日

平佐焼白磁胴紐蓋茶碗(向付)?

ややマットな印象の白磁の胴紐の蓋茶碗(向付)。
他にもさまざまな形の器があったらしいので、懐石用ではないかと思う。

「平戸……?」とも思ったが、
このほんの少し緑がかった上釉、おそらく平佐焼でいいんじゃないでしょうかね……。

『特別展 日本の民窯 ー暮らしのやきものー』(1978年/神奈川県立博物館)の図録に、
平佐焼の解説として、
「天明6(1786)年に平戸から招いて開いた窯と、
 有田から陶工を招いた窯のふたつの系統があると伝えられる」という記述がある。

例えば今まで平佐焼の白磁ちょかなどをいくつか扱ってきたけれど、
ひとつひとつを振り返って見てみると、ツルツルのものと、ややマットなものがあった。

単なる焼成の加減によって生じた差異なのかもしれないが、
もしかしたらこの違いが「平戸系」と「有田系」の差なのかなぁと思ったりもしている
(実のところどうなんでしょう……?)。

江戸後期〜 明治?/口径:約8.7~8.9cm・蓋をしたときの高さ:約7.7cm/御売約)

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スミマセン、蓋なしの正面からの画像、撮りそびれました……。

それにしても、この「胴紐」というさりげないデザイン、
細い「紐」が胴にスッと入るだけで俄然引き締まって見えるし、持ちやすくもなる。
日本家屋の壁を横切る「長押」と同様の “フォーカル・ポイント” だなと思う。

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口縁は施釉されています。

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高台。

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蓋。

f0151592_22261650.jpg

8時の方向に小さな窯傷(亀裂)があります。

蓋は単独で小皿にもなるし、蓋茶碗って評価が低い割に愉しめる器ですよね。



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by penelope33 | 2015-05-13 22:30 | 古いもの・古びたもの | Comments(1)
Commented by at 2015-05-14 21:11 x
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