青蓮亭日記

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2015年 07月 21日

唐津焼 黒牟田窯 刷毛目徳利

現代まで「黒牟田焼」として継承されてきた、
武雄北部系唐津・黒牟田窯(現在地:佐賀県武雄市武内町東真手野字黒牟田)の刷毛目徳利。

最初、どこのやきものか見当がつかなかったのだけど、
「唐津・黒牟田」とうかがい、いろいろ調べてみた。

以下は、『丸太宣政窯』HP「黒牟田焼の由来と伝統」 より抜粋。

 黒牟田窯は桃山末期の慶長・元和の頃に朝鮮の陶工 宗伝と共に帰化した群団陶工により開窯。

 開陶以来窯の焔は燃え続け、肥前一円の庶民の日常雑器の全ての種類を焼成してきた。

 黒牟田窯の製品は、日常の生活用品はもとより宗教用具に至るまで広範囲に渡り、
 その規模は実に雄大であったことが、数々の伝世品、発掘品からうかがわれる。

 黒牟田窯の伝統陶技は、従来の古唐津の北部朝鮮陶技の中に李朝中期の作調や文様が表現され、
 往時の肥前の土着民の生活感情が流れている。


また、『唐津焼の研究』(2004年/中里逢庵 著/河出書房新社 刊)によると、

 黒牟田高麗・黒牟田物原(向家高麗)の両窯に、
 白土を粉引して鉄の茶褐色と銅の緑色で草花文をかいた徳利・仏花器・土瓶・壺などがある。
 刷毛目・打刷毛目・櫛刷毛目・象嵌などの技法を使って、変化のある意匠を作っている。
 土瓶の「黒牟田茶出し」は有名である。


……とのこと。

刷毛目や辰砂釉を観て、最初「これも唐津なんだ……」と思ったが、
「従来の古唐津の北部朝鮮陶技の中に李朝中期の作調や文様が表現され」ということに納得。

個人的にすっごく好きなのだけど、一般的な評価はどんなもんなのだろう……?

(江戸後期頃/高さ:約21.3cm・胴径:約11.7cm/容量:約850cc/御売約)

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手で持つとこんなサイズ(意外に手取りは軽い)。

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褐色の上にかすかに黒い線が走っていて、嵐のようだ。

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首の辰砂と黒が全体を引き締めている。

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口の内側に削げがあるけれど、全然気にならない。

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         高台。

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肥前の親戚、古伊万里白磁蕎麦猪口(私物)と比べるとこんなサイズ。



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by penelope33 | 2015-07-21 19:27 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)
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