2015年 07月 22日

古竹の網代笠

日本大百科全書(ニッポニカ/←リンク先にわかりやすい挿絵があります)』(小学館)によると、

 「笠」は、被(かぶ)り物の一種。一般に低円錐形につくり、これに紐などをつけてかぶる。
 差し傘と区別して、「かぶりがさ」ともいう。

 初め笠は主に雨具として用いられたが、のち外出の際に顔面を隠すために使われ、
 ついで広く屋外の労働に、雨除け・日除けとして男女ともに用いられた。

 「編笠」「組笠」「縫笠」「押笠」「張笠」「塗笠」などがある。
 
 「網代笠(あじろがさ)」は、組笠の一種。
 ヒノキをはじめタケ、マツ、スギ、イチイなどの経木を網代に組んでつくる笠で、
 平組みと綾組みの2種がある。

 ヒノキの網代笠は、ヒノキガサ、ヒノキダマとよばれ、
 古く大和国の大峰の修験者がもっぱら着装したので、ギョウジャガサ、キセンガサともよばれた。

 その形態は円錐形で、現在は、軽快な日除け笠、雨除け笠として、
 おもに農山村で男子が着用している。

 なおタケの網代笠は半球形につくられ、これも古くから僧尼に用いられていた。

……とある。

(明治〜大正頃?/直径:約36cm・高さ:約11cm/御売約)

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確かに、時代劇を観ても、竹の網代笠をかぶっているのはお坊さんだ。
ただ、男性用にしては少し小さいような気がするので、尼さん用なのだろうか……?

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これを売ってくれた業者さんは「こんなのは、大正頃まで使われてたみたいだね」と話していた。

昔、東郷神社の骨董市でこんな竹の網代かごを大小組みで買って、
今でもときどき果物などを入れるのに使っている。
そのときは「こんなきれいな編みかたは明治までだよ」と言われた。

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伏せて置いたところを撮りそびれた(でも、きっと画像を観て買う方もいないだろうな……)。

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「枕」「耳輪」と呼ばれる笠当(かさあて)が残っている。

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「ブツ撮り」をする北側の三畳間の長押フックに引っ掛けてある。
眺めているとなんだか和むので、このまま置いておいてもいいような。

骨董市出店のときに自分でかぶるか……。



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by penelope33 | 2015-07-22 22:45 | 古いもの・古びたもの | Comments(2)
Commented at 2015-12-04 07:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by penelope33 at 2015-12-04 14:30
> 鍵コメント at 2015-12-04 07:48 様

ただいまメールをお送りしました。


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