“練上手(ねりあげで)”とは、“鶉手(うずらで)”とも呼ばれ、
2色以上の異なる性質の粘土を練り上げた素地を成形し、
さまざまな模様を表現する陶芸の技法。
練上手といえば、人間国宝の
松井康成。
譲っていただいた業者さんから
「松井康成の作品かどうか、一応調べたほうがいいですよ」と言われ、
詳しい方に見ていただいたのだが、やはりそんなはずもなく……。
……といって、
この珠玉のショコラのごとき水滴の魅力が色褪せることなど微塵もないわけで。
“市松文” というより“ガーリィ・チェック”な、なんとも愛らしくモダンな小品。
(売約済)