青蓮亭日記

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2007年 10月 18日

大江戸骨董市(8/19)

このあたりで、
私の主な商いの場である「大江戸骨董市」の出店レポートを、2ヶ月分続けて。

まずは8月19日(日)から。
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朝、品物を並べるときから、ポタリポタリと顔から汗の雫が……。
熱中症予防のため、首の後ろに「冷えピタ」シートをペタリ。

朝は同業者や熱心なお客さんの対応でバタバタしているのと、
出店場所の関係で太陽の光が回らず、写真を撮ってもいまひとつパッとしないので、
“店” の様子は午後になってから撮ることが多い。
この日はお昼前に品物が結構動いたので、写真を撮り逃したものがいろいろあった。

◎直径30cm程の大きな実験用蒸発皿(昭和30〜40年代)。

◎艶々した黒から褐色の釉が現代的な、径七寸程(約21cm)の片口(明治頃)。

◎江戸後期の瀬戸“掛け分け”(異なった色の釉薬を意図的に分けて掛ける手法)の小皿4客
(多少色味の違うのが1枚、手前のお盆の上に)。

◎薄手の白い琺瑯の弁当箱。
昨年、松濤美術館(東京・渋谷)で開かれた『骨董誕生』という展覧会で、
目白のSさんが取り上げたことから、“古道具・骨董業界” の一部で高騰したもの。

◎マヌケでかわいい「たわし」でできた猫

……などなど。

上の画像・上方に見える仕切りのある箱は、
西洋アンティーク界では“プリンター・トレイ”と呼ばれている、
活版印刷の鉛の活字を入れていた箱。
『Come Home!』系といいましょうか、
アンティーク界には、よりナチュラル・JUNK指向になった「カントリー趣味」の
若い女性たちの一大勢力があるのだけど、
そんな方たちに人気の、こまごまとしたものを飾るアイテム。
ウブ出しの真っ黒な状態から小さな家具と同じ位丁寧に仕上げたものの、
和物の限界か、こちらの「希望価格」とお客さんの「想定価格」にギャップがあったようで。

シンプルな白磁のカフェオレボウルやカップは、大中小とまんべんなく売れてホッとした。

画像の左端の黒い大きなクリップは日本製で、漆が塗られたもの。
錆を防ぐ塗料として、こんな金属製の事務用品にも漆が使われていたと、初めて知った。

枯れた味わいの大きなお盆の上は、いつものように酒器などが並ぶ。

黒い漆の小皿というか大きめの盃は、合鹿(「輪島塗」の解説を参照のこと)だと思うが、
もしかしたら浄法寺塗(岩手)かもしれない。
手に取る人は多かったもののこの日は売れず。

中央にある小さな壺は、李朝の「塩筍(しおげ)」
(その名の通り、塩などの調味料を入れて使っていた雑器)。
大きなニュウを漆で直しているが、
手になじむサイズと算盤形がなんとも好ましく、酒によしお茶によし。
これを見て、若い女性が「きれいだから飾っておきたいのだけど……」と、
しばらく悩んでいた(尋ねると「お酒は飲まない」とのこと)。
また、台湾か香港からの旅行客らしい中国系のカップルから、
「これらのものは(リプロダクションではなくて)オリジナルですか?」と尋ねられたので、
壺中居」製の中国・朝鮮・日本の歴史区分表を指し示しながら
「オリジナルです」と答えると、「Beautihul……」とつぶやいていた。

キズや直しがあっても、古陶磁の明快で力強い造形や
表情のある肌に小さな感動を抱く人は少なからずいて、
品物が売れないまでも、そんな場に立ち会えるのはいつもながら小さな喜び。

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すぐ上の画像は、細々とした雑貨のコーナー。
定番の琺瑯レンゲやチェコ製の鍵の他に、
色とりどりのガラス壜と薄張りガラスの小さなビーカーやシリンダーを並べてみた。
私が好きなのは、右奥の紫色の薬ビン(蓋はベークライト製)と
左のほうのアルミ蓋の緑色の円筒形の壜。

右奥の温度計はその日の気温をチェックするために置いてあるのだが、
気象庁発表と同じで33度を差していた……。

1時から2時頃の一番暑いとき、さすがに少し閑散となったが、
まとめ買いの人が数人いて、夕方にオリンパス・ペンEE-3も1台売れ、
まずまずの売り上げになった。
いつも帰りは荷物が減っているはずなのに、
疲労感で朝と全然変わらない重さに感じるのだけど、
昨日は重いものが結構はけたので、帰りは割合とラクだった。

下の画像は、春に撮ったもの。
「ハーフサイズ・カメラ及びカラフル&ポップなアイテム」部門は、だいたいこんな感じです。
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あ、琺瑯弁当箱の画像、ありました(小振りのレンゲと一緒に)。
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by penelope33 | 2007-10-18 18:35 | 大江戸骨董市 | Comments(0)
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