青蓮亭日記

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2007年 11月 02日

枯れた一位の刳り貫き盆

「一位」と書いてイチイ。
アララギ、オンコとも呼ばれる、イチイ科の常緑高木樹。
鉛筆材として国産で最良の木だという。

初めて見たときにその存在感に圧倒され、
二度目に目にしたとき、売ってもらえないかと思い切って尋ねてみた。
「今まで同業者に頼まれても売らなかったんだけど」という業者さんから、
「安く売らないように」という条件で譲っていただいた。
幕末から明治頃のもの。

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径が40cm程と大きく、重量もあるので、
料理を運ぶというより、畳に置いて差し向かいで呑むのにちょうどよい感じ。
滅多にお目にかかれないレベルの盆なので、
一応値段を設定しながらも、
ずっと酒器などをディスプレイする什器として使っていた。

枯れたたたずまいに、李朝のものかと問う人も多く、
きっと古陶磁好きの男性が買っていくのだろうと思っていたのだが、
たままたまふらりと立ち寄った、
特に骨董好きというわけでもなさそうな20代後半くらいの女性が、
あまり躊躇もせずに買っていった。

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上に置いてあるのは、中国宋代の磁州窯の小碗。

by penelope33 | 2007-11-02 22:46 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)


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