青蓮亭日記

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2007年 11月 04日

Keith Murrayのデザート・プレート

キース・マーレイ(Keith Murray/ 1892-1981)は、
1920〜40年代に、ガラス・セラミック・金工と、
さまざまな分野で活躍したイギリスの工業デザイナー。

ニュージーランドに生まれ、幼い頃家族とともにイギリスに移住。
当初建築家としてキャリアをスタートしたが、次第に活動を他の分野に広げていった。

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彼の名声を決定づけたのは、
'32年から手掛けたウェッジウッド(WEDGWOOD)社の数々のセラミック製品。

アール・デコ的なヒダ状のフォルムが独特なこのデザート・プレートは'40年代のもの。
白くマットな質感で光を柔らかく反射させる独特の釉薬が用いられ、
“MOON STONE” の名で呼ばれる逸品。
彼の作品でも、ヒダヒダの多い緑色のアイテムなどは観賞用という気がするが、
このプレートは、日常の器として “許容範囲内のデコ” という気がする。
柳宗理のセラミック・プレートなどに似合いそう。

(売約済)

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マーレイは戦後再び建築界に戻り、
工業デザイナーとして活躍したのが比較的短い期間だったため、
欧米では彼の作品はコレクターズ・アイテムとなっている。

日本では “知る人ぞ知る” 存在……というかほとんど知られていない?
検索してもボブ・マーレイの息子がTOPに出てしまうし。
でも、大橋歩さんの個人雑誌『Arne(アルネ)』の19号に、
写真家の大西公平さんのキース・マーレイのコレクションが掲載されたので、
少しだけ知名度が上がったかもしれない。

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by penelope33 | 2007-11-04 14:46 | クラフト・デザイン | Comments(0)


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