青蓮亭日記

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2007年 11月 27日

鎬のきれいな白磁ボウル

“鎬(しのぎ)”とは、本来は刀剣の刃と峰の間を貫いて走る稜線のこと。
やきものでは、口縁から胴を経て腰まで削られた筋のことをいう。
(ガラスでも「剣先鎬(けんさきしのぎ)コップ」などという)。

このボウルは、1950年代の日本で輸出用につくられたもの。
径が24cmとかなり大振り。
果物を飾るコンポートだったら足がついているはずだけど、
こんな洗面器みたいな磁器のボウル、どんな用途で使われたのだろう?

甘手(あまで=焼成の不具合により最初から貫入が入っている磁器)で
見込みに三日月のような大きな窯傷がある“不良品”だが、
内側の鎬のつくる表情がとても魅力的。
柔らかなクリーム色と細かな貫入にも味わいがある。

(売約済)

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by penelope33 | 2007-11-27 16:20 | 古いもの・古びたもの | Comments(2)
Commented by るー at 2007-11-28 08:53 x
おはようございます。

「しのぎをけずる」のしのぎ=鎬なんですね~
色あい、形、すてきです!
何に使ってたんだろう・・・
24cmだと、フライパンくらいのサイズですよねー
Commented by penelope33 at 2007-11-28 09:18
るーさん、おはようございます。

そうですね!思いつかなかったなぁ(笑)。
刀で切り合う時、
鎬が互いに強く刷れて削り落ちるように感じることから、
「鎬を削る」=激しく切り合う。激しく争う。(広辞苑)
というんですねー。勉強になりました!

24cm……御馳走を入れたのか、高級洗面器だったのか??
先日のホーロー三兄弟は、
食事のときに手を洗うフィンガーボウルだと、
お客様に教えていただいたんですけどね。

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