青蓮亭日記

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2007年 12月 17日

大江戸骨董市(12/16)

16日(日)は大江戸骨董市に出店。

夜明け頃に始まる普通の屋外の骨董市に比べれば、
9時スタート(←公式開場時刻。もっと早く開場することが多い)の
この市への出店はかなり楽。
とはいえ、出店の日は家でしっかり朝ごはんを食べるので、5時半頃には起きる。
昨日は目覚し時計の鳴る音でヤマコが起きてしまい、私と一緒に階下に降りて来た。
「忙しいのに〜」と思いつつ、煮干しと“カリカリ”と牛乳の3点セットをやり、
首輪をつけて外に送り出してから、6時半に自分も出発。

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厳寒期で、平和島の骨董市や世田谷のボロ市などと重なったこともあり、
出店業者が少なかったようで、後ろや左隣りのスペースが空いていた。
他の2つの市にお客を取られるかしらと心配していたのだけど、
朝の早い時間、右隣りの業者さんがいらっしゃるまで“陸の孤島”状態だったせいか、
開店準備中から“買う気”の方(主に同業者)に囲まれて慌ただしかった。

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全体の様子を撮影する前に、木地盆やインドのバインダー
これと同様でひとまわり小さな鏡、オランダの小さなブリキの箱(画像・上)、
古伊万里白磁輪花七寸皿(画像・下)などが売れた。
業者売りはだいたいが薄利だが、
比較的高額な品が朝イチで動くのはありがたいので、
「この品の値段は譲れない」というもの以外はどんどん売ってしまう。
後から「ちょっと早まったかな」と思うものもあったけど……。

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白磁皿は、形は伊万里なのに肌が黄色味を帯びていて、
仕入れたときにはいまひとつ確信が持てなかった。
その後詳しい方に見ていただき、
まちがいなく江戸中期(1750〜1700年代末)のものと判明。
私が持っている19世紀初期の芙蓉手七寸皿(画像・上)と同形ながら、もっと分厚く重い。
古伊万里(磁器)としては甘手で難アリの品だが、
器形やクリーム色の肌と地貫から西洋の軟磁器のような雰囲気が漂い、
見様によってはおもしろい品だと思う。

ビル風が冷たく、刻一刻と冷え込んでくる。
マフラー&指なし手袋の他に耳当てつきの帽子をかぶり、
コートの下にカーディガンを着込み、足の裏用のカイロを貼り、完全武装。
かなりアヤシイ格好。

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こうやってみると今月も茶色いものと白いものが多い……。

ラ・フランスが入っているのは、画像だと黒く見えるが、きれいな茄子紺の琺瑯鍋。
家ではひとまわり大きなものに野菜などを入れて使っている。
今回は草花の代わりに、地味な“砂金盥”やこの鍋の引き立て役として
このラ・フランスを持っていった。
手に取って「あら、ホンモノ!」というお客様もいたので、出したり引っ込めたり。

手前のブルーグレーの皿はホーロー製。アメリカの開拓期(19世紀末)のもの。
徳利と塩筍盃が置いてある赤い漆の紙製の盆(戦時中の日本のもの)もそうなのだが、
実際に手に取ってみると、微妙なニュアンスのあるすばらしい質感。
(ともに近々ブログにUP予定)。

蓋付きの焦茶色の箱は前述の小さな箱と同じブリキ製。オランダのもの。
小さいほうが凝った形をしているが、
こちらもなかなか古格があり、物入れとして実用的な大きさ。

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その上の、茶と黒の小さな木箱2つは、
活版印刷の活字を入れていたもので“文選箱(ぶんせんばこ)”という。

大きなお盆の中心は、この平戸卵殻手向付
売れるとも思わなかったけれど、御覧になりたい方もいるかしらと思い持っていった。
今度は蕎麦猪口との比較でサイズがおわかりいただけるかと。

f0151592_18285633.jpg700円のショットグラスから2万円近い下がり藤丸文の蕎麦猪口まで、オリンパス・ペンEE(画像・左)も1台売れ、まずまずの売り上げとなった。
最後の最後にかさばる琺瑯鍋が売れて安堵。

あ、カメラをお買い上げになったお客様、言いそびれましたが、使わないときもなるべく明るいところに置くようにしてくださいね。
暗いところにしまい込んでおくと、セレン式露出計がダメになってしまうので。




御来店くださったお客様、声をかけてくださった業者さん、
そしてこれを御覧いただいている皆様、ありがとうございました。
お買い上げくださったお客様には、
ささやかな自家製ポストカード(自家製といっても食べ物じゃないですから、
あんまりありがたくないですね……)をお渡ししましたが、
バタバタしてお渡ししそびれたこともありましたので、
次回御来店時におっしゃってください。
その他にも「ポストカードがほしい」という方がいらっしゃいましたら、御遠慮なく。
「ブログのこの写真のポストカード」というリクエストがございましたら、
コメント欄よりお知らせいただければ御用意しておきます。

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上の画像は、会場での私の定位置の斜め向かいの情景。
昼間見るLED電球の雪の結晶はものすごく寒々しい……。

帰りの荷物は比較的軽かったのだけど、
チビが異様に大きな荷物を運んでいる姿が哀れに映ったらしく、
(右手に特大スーツケース、
左腕にはよくホームレスの方が使っている大きなチェックのビニールバッグ)、
永福町駅の階段前で小学生の女の子を連れた女性が
「バッグだけでも持ちましょうか」と声をかけてくださった。
とてもありがたかったけどもちろん固辞。
でも京王電鉄には永福町駅へのエスカレーター設置を切に望んでやまない……。

by penelope33 | 2007-12-17 18:54 | 大江戸骨董市 | Comments(8)
Commented by sa55t at 2007-12-17 20:48
お疲れ様です。
是非現場で品物を見て買い物をしたいです。
いつになるかな?
Commented by penelope33 at 2007-12-17 21:15
アラン・トレーシーさん、遠い遠いところから速攻のコメント、
ありがとうございます。
また「男気」のあるブツを仕入れますので、今後とも宜しくお願いいたします。

Commented by sa55t at 2007-12-17 21:23
オランダの小さな箱もグッと来ちゃったな。売れてしまったけど
将来家を建て直すときにの為、少しずつ小物がほしいです。
家?もちろんトレーシーアイランド。
Commented by penelope33 at 2007-12-17 21:54
ごっ、五男坊なのに、さすが大富豪の息子……。
Commented by るー at 2007-12-19 17:59 x
おつかれさまでした。
寒かったでしょう!! 風邪ひかれなかったですか。

お写真を拝見していつも思うのですが
メインのお色が「白」と「茶色」。それにブルー(というか青。もっといえば藍)が
すごくよく合ってて、ペネさんチックですてきだなぁーと。
Commented by penelope33 at 2007-12-19 20:17
るーさん、ありがとうございます。
“完全武装”してましたので、大丈夫みたいです。
お茶でガラゴロうがいをして、この冬を乗り切りたいと思います。

いわゆる“骨董ニューウェイヴ”以降、
誰もがシンプルな白磁の器や白いホーロー製品、
“味”がついたり廃れた木や金属の品を選ぶようになって、
業者の個性が出しにくくなっていると思うんです。
“クウネル系ね”とひとくくりにされてしまう感じ。
私自身「白いもの」と「茶色いもの」は好きですし、
誰もが心地よく思う色合いだと思うのですけど、
染付の器も好きですし、ホントはもっときれいな色のものも扱いたいんですよね。
この一坪ほどの面積の中で、統一感と変化、両方考えるのはなかなかタイヘンです。
とりあえず今は、“店”の向かって左のほうに
カメラ(=錆びていない金属製品)とかカラフルでポップな品を置いています。
そのあたりではプラスティック製品なんかも“アリ”かなと。

Commented by やの at 2007-12-20 20:49 x
オリンパス・ペンEE買った者です。
明るいところに置くようにですね。わかりました。
出張先の酒田市(山形)に持参してパシャパシャ撮ってます。
これから寒い中での出店ですねー。ご自愛ください。
また、来月の大江戸骨董市でおじゃまします。
Commented by penelope33 at 2007-12-20 21:55
やのさん、先日はありがとうございました。
来月も“御来店”いただけるのですかー? 十分防寒してお越しくださいね。

ペンEE、楽しくお使いいただき何よりです。
御参考までに。ハーフサイズ・カメラで撮った写真のプリントですが、
何も言わずに「現像料600円/プリント0円」とか
「現像料500円/プリント1円」といったDPEに出せば、
ちゃんと撮った枚数分のプリントが上がってきます。
ネット上で「断られたことがある」という声も目にしましたが、
おそらく「ハーフサイズなんですけど……」などと言ったからではないかと。


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