青蓮亭日記

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2007年 12月 25日

古伊万里白磁燭台

江戸中期の古伊万里白磁の大きな燭台。
姿が美しく、大傷があるものの丁寧な直しが施されていてさほど気にならなかった。
すぐに売れるものではないだろうが、これは絶対買うべきだと直感した。

既に手元にないのでお譲りした方からお借りしたのだが、どうもうまく撮れない。
ZOOは「墓場から持って来たみたいでキモチワルイ」と言うし。

(売約済)

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“店頭”にて。
店主の“気概”を示すためにときどきこういったものも並べておく。

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青緑色の上釉の溜まり。網の目のような貫入。

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箱の外や蓋の裏に
「利休燭䑓(台)町田秋波ヨリ来(閑事庵)宗信 元禄十五(1702)年」と記してある。
町田秋波も閑事庵宗信もともに江戸中期の茶人。
「利休燭台」とは “利休好み”ということだろう。

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町田秋波(1659-1723)は彦根の茶人で、名は章。玉茗斎と号した。
請われて彦根藩井伊家に仕え、後に名古屋に赴き、千家流茶道の普及に尽くした。

閑事庵宗信(1666-1749)は京都の糸割符(いとわっぷ)商にして数寄者。
本姓は坂本。通称、坂本伝右衛門。閑事庵、号周斎と号した。
すぐれた鑑識眼を有し、自身も多くの名品を所蔵した。
『千家中興名物記』の編者。『雪間草』『茶道惑解』『閑事庵宗信日記』などの著書がある。

内側の書きつけをハングルと思われたのか、
これを持っていた方は李朝のものと断じておられた。
しかし調べた限りでは類例がなく、どうもよくわからなかった。
フォルムにどことなく西洋的な印象もある。
いろいろな方にお見せし、箱書にある通り、江戸中期の古伊万里と判明した。

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by penelope33 | 2007-12-25 15:26 | 古いもの・古びたもの | Comments(2)
Commented by casta6c at 2007-12-26 15:15 x
こんにちは。
独特の世界観ですね。
私は無粋者で、骨董などのついては素人ですが・・・。
それから、リンクもいただいたんですね。
貴ブログとの関連性があまり無いのに、ありがとうございます。
Commented by penelope33 at 2007-12-26 16:08
casta6cさん、こんにちは。
こちらこそ先にリンクをいただき、ありがとうございました。
「casta6cさんの写真、いいなぁ」と思いまして、
同じexblogということでポチッとさせていただきました。

出店の場所柄、骨董・古道具に全く縁のないお客様が多くみえますので、
そんな方々にも目を向けていただくような“店”に、と思っております。
このブログは結構マニアックなところまで突っ走りますが(笑)。
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