2008年 01月 21日

大江戸骨董市(1/20)

昨日(20日)は大江戸骨董市に出店。

行きの電車の中は暖かいので、現地に到着してから万全の防寒態勢を取る。
既に身につけている綿入りロングコート+マフラー+指なし手袋に加え、
耳当てつきの帽子をかぶり、カーディガンを腰に巻いて、
足の裏にカイロを貼りつけ、フリース毛布で足全体を覆う。
私は冷え性タイプだけれど、これで結構イケる
(個人的には真夏の暑さよりはましだと思う)。

それにしても、ふと持参の温度計(小物の置いてある白い箱の横に見える)を見ると6度。
(ヒョ〜、冷蔵庫の最上段くらいですかね〜)。
あまり風がなかったのがせめてもの救い。

出店業者も少ないし、歩いている人も少ない。

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品物を並べているとき、先月小さなブリキの箱を買ってくれた業者さんが来て、
「あの箱はよかった。売れた」と言う。
今回初めて持っていった特大のお盆をほめ、
値段を聞いて「安い!」と言っていたが、買いはしなかった。
他にもおなじみの業者さんたちが立ち寄ってくれたものの、物が動かない。
某店の店主の方が戻ってきて、
真正面からじーっと “店” 全体をながめていたが、黙って立ち去っていった(ふぅ……)。

朝イチの同業者の厳しい目にとまるもの、
それは「『こんなのどこで見つけたのー?』と言いたくなるような珍しいもの」、
「特にフォルムや色が美しいもの」なのだと思う。
それがこの日はなかった。
この時点で「今日はダメだ……」と思ってしまうのだが、
こういうときには、以前大先輩の業者さんがおっしゃっていた、
“露天商の心構え”=「凛とした気持ちを1日保つ」というのを思い出す。

ヒマなので午前中から写真を撮る。
先月、移動中にμ−10のレンズカバーがあいて
撮影前にバッテリーが減ってしまったので、
昨日はテープでとめておいたのだけど、低温のせいなのだろう、どうも調子が悪い。

午後になり日が差してきて、気温も13度くらいまで上がり、ちょっと人心地。
ただし午後に撮った写真は陰影がきつく、珍しく全部ボツにした。
木々の葉が全て落ちたこの時期の日差しは意外に強く、
「光の春」=2月が近づいていることを知らせてくれる。

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昨日の品揃えは、
これまでの雪辱を期すものと当ブログで既に御紹介したものばかりなので説明は省略
(以下、「売れなかった話」が続く)。

改めて画像で見ると、おなじみさんから「今日はお盆屋さん」と言われた通り。
木のお盆が多いのは、持っていくのにかさばらず、
特に骨董好きというわけではない一般の方がよく手に取ってくださるから。
古く木味のいいお盆は、古物としての味わいと、
買ったその日からどんな家でも使える実用性がある。

実用という点では下の画像のブリキ箱も「使える古物」だが、
プロから見ればフォルムやディテールの点で魅力に欠け、
一般の方々にすれば「ボロな箱」にすぎないのだろう。

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グレーの琺瑯皿大きな蒸発皿選鉱パン、戦時中の紙製の繭皿(紅漆の塗られた盆)など、
“器未満のカナモノ・セトモノ”や “盆未満の紙皿” は、
手に取って真剣に検討されている方もいたが、結局売れず。

“万能選手”の白いカフェオレボウルも、
アンティーク品を見慣れない方からは「ひとつでこんなに高いの?」といった反応。
フランスの12角皿オランダの水差しに至っては、
同業者以外ほとんど気に留める人がいなかった。
蕎麦猪口や酒器は、手に取る人は多いのだけど、
「この品だったらこの値段でしょう」という業者の常識が通用しない感じ。

過去の骨董市レポートを読み返してみると、
8月の市と持っていった品に共通点があったものの、
結果が対照的だったことがわかる。
椅子だとか、小さな家具類を扱えれば品揃えの幅も広がるのだけど、
「ひとりでコンパクトにできる範囲で」という条件は変えられないからなぁ……。

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反面、不思議なことに、これまでなかなか売れなかった雑貨類が次々に売れる。
これはこれで小さな小さなカタルシスがある。
ニュー・フェイスのフランスの銀メッキのスプーン、
デザインが面白く印刷に味のある、(たぶん)チェコのマッチ箱ラベルなども動いた。

最終的に、オリンパス・ペンEE-3、小さな木地盆、ホーローレンゲまとめ買い、
雑貨類の積み重ねなどでサイアクの事態は免れたものの、
売り上げ額では自分の合格ラインをだいぶ下回った。
他の業者さんの話を聞いても、全体にキビシイ1日だったようだ。

ペンEE-3の詳細については、
オリンパス・ペンのことなら何でもわかるすばらしい個人サイト
「Olympus Pen Gallery」このページを御覧ください。

まあ、風邪もひかず、駅の階段でつまづきもせず、無事に帰ってきたのはなにより。
この次の出店までに、オークションと “行商” を頑張らないと。
来月は気分も品物も一新……といきたいところだけど、
確定申告の準備もあるし、どれだけ新しい品が集められるか。
ブログ更新のペースも少し落ちるでしょう……。

寒い中御来店くださった皆様、
お買い上げ&初めてこのブログを御覧になった皆様、まことにありがとうございました
(あ、もちろんいつもブログを御覧いただいている方にも感謝、です)。
これからも頑張っておもしろいモノを見つけてきます。
来月はまだ寒いので、もう少し暖かくなりましたらまたお立ち寄りください。

by penelope33 | 2008-01-21 19:30 | 大江戸骨董市 | Comments(4)
Commented by Awavi。 at 2008-01-21 22:21 x
昨日は冷えましたね〜、お疲れ様でした。
“大きな蒸発皿”の意外な大きさに、
市を後にしてからも、自分だったら何を入れよう?なんて考えていました。
買ってもいないのに・・笑
Commented by penelope33 at 2008-01-21 22:29
Awavi。さん、御来店ありがとうございました。
Awavi。さんだったらやはり多肉寄せ植え、でしょうか?
でも、水はけが悪いか……。う〜む。
思いついたら教えてください(笑)。
Commented by Awavi。 at 2008-01-21 23:05 x
さすがに土は入れませんヨー。
(お鍋出来なくなるし?)
金魚は飼えないにしても、メダカ泳がすとか、
浮き草やマリモでも入れたら、楽しいかなと・・。
Commented by penelope33 at 2008-01-21 23:35
安定感はイマイチですけど、
メダカの泳ぐのはよく見えるし、浮き草やマリモのグリーンが映えそうですね。


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