2008年 01月 25日

李朝会寧茶壺

「会寧(かいねい)」とは、
現在の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の
会寧(フェリョン)市にあたる地域でつくられたやきもののこと。
中国(現在の吉林省)と接するため、
中国陶磁の影響を大きく受けており、朝鮮陶磁の中では異色の存在。

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特徴的な「藁灰釉(わらばいゆう)」で、日本の斑唐津のルーツとも言われている。

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アール・デコのような段差のある球体に近い器形。
柔らかな乳白色と、その中にうっすらと浮かぶ赤紫色の釉。
当初、口辺に黒く変色した銀直しがあり、それがイヤな感じだったのだが、
とにかく引き込まれる魅力があり、また珍しいものだと思い、購入した。

一度煮沸し、黒い部分をこそげ落としたら、ずいぶん印象が変わった。
まだ薄いピンク色の樹脂のようなものがついているので、
これを取ってまっさらな状態にする。

「箱書」には「会寧」とあるが、同じ北鮮系の「明川(めいせん)」産の可能性もあり。

(李朝初期/高さ:約7cm・胴径:約8.5cm)

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直した後の画像はこちらに。

by penelope33 | 2008-01-25 22:11 | 古いもの・古びたもの | Comments(2)
Commented at 2008-01-26 15:12 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-01-26 15:15 x
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