2008年 01月 26日

琺瑯やかんあれこれ

琺瑯製のやかんをいくつか扱ったことがある。

以下の画像は、
Yahoo!オークション用に写真を撮り始めて間もない頃のもの
(とってつけたようなグリーンがハズカシイ……)。

すぐ下の画像の品は、米軍による占領下の時代(1945〜51年)のデッドストック品。
底に「OCCUPIED JAPAN」というスタンプがある。
古物としての味はないけれど、実用的で楽しいレトロ・アイテム。

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これとほぼ同じデザインをギュッと縮めたような、小さな水色の急須を扱ったこともある。
なんともかわいらしかった。



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これは色違い。

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これはやかんというより大きな急須といった大きさ。
ころんと愛嬌のある形。

このように紫とグレーとか緑とグレーといった配色の
“スパター柄(まだら模様)”の琺瑯製品をよく見かけるが、
なぜこんな2色づかいのものがつくられたのだろうか?
デザイン上の効果というより、素材の強化とか、
焦げつきを目立たせないとか、何か実用的な理由があるように推測しているのだが。
どなたか御存知の方がいらっしゃいましたら御教示ください。

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これは一番オーソドックスなタイプ。
小津映画から『網走番外地』まで、昭和のさまざまな映画の中で見かける。
黒やくすんだグリーンのものが多い。
最近グレーと白のスパター模様のものを見かけた。

画像が残っていないが、もうひとまわり小さなものもあって、
戦前のデッドストック品を購入して数年間自分で使っていた。
フォルムとしてはそのサイズのものが一番きれいだったように記憶している。

上の画像のものがMサイズだとすると、下の画像のものがLサイズ。
(注ぎ口に補強のための横棒がある)。
このくらい大きなものには、持ち手に籐が巻きつけてあるものも見られる。

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私は見たことがないのだけど、
白い琺瑯やかんをお探しのお客様がいらっしゃるので、
どなたか見かけましたらぜひ御一報くださいますようお願いいたします。

琺瑯のやかんに限らず、
世界のやかん・ケトルの名品を集めたこんな楽しい本がある。
発刊当時は「買うほどではないかな」と思っていたのだけど、
今はひとつの「写真集」としてちょっとほしくなってきた(→その後購入しました)。

by penelope33 | 2008-01-26 22:23 | レトロ・ポップ | Comments(6)
Commented by Awavi。 at 2008-01-26 23:56 x
詳しくはありませんが、自分の知ってる範囲で・・。
グレーのまだら模様の結晶塗装。
仏製の高級三脚、Gitzoには伝統的に使われています。
石のようで美しいですよね。
ペネさんの推測どおり、
表面の強化、防錆、と美観を兼ねているのではないでしょうか。
昔の作りが良かった時代の顕微鏡、双眼鏡、工作機械などにも
同様の仕上げのモノが見られますね。
現代の製品では、コストがかかるので、
あまりこの手の仕上げは見かけなくなりました。
Commented by penelope33 at 2008-01-27 00:12
Awavi。さん、ありがとうございます。
なるほど、やはりひと手間かけて耐久性を高めているのですねー。
Commented by 猫ウサギ at 2013-10-30 11:19 x
赤いやかん!!めっちゃ可愛いです(*´艸`*)
もちろん売り物じゃないですよね
Commented by penelope33 at 2013-10-30 14:28
> 猫ウサギさん

御覧いただき、ありがとうございます。
スミマセン、この記事を書くだいぶ前に売ってしまいました。

最近は、この年代のこういうコンディションのもの、
見かけなくなりました。
Commented by 猫ウサギ at 2013-10-31 12:34 x
迅速な返信ありがとうございます(^^)
そうでしたか~
プレゼントで、ホーローのレトロな赤いやかん探してたんですが、なかなかないですね(ノ_・。)

骨董市でも行くべきかしら(笑)?

アンティークのやかん使い道どうのこうのより、見てると幸せですよね(*^-^*)
Commented by penelope33 at 2013-10-31 17:37
赤い琺瑯やかんというと、
'70年代位のレトロ or モダンなケトルなら見つかる可能性が……。

友人が明日から 『in-kyo』さんで紅茶と古道具のイベントを開催するのですが、
こんなケトルが紹介されていました。
http://teteriatime.blogspot.jp/2013/10/blog-post_3800.html

これぞ「やかん」という形で赤いの、
まだどこかでホコリをかぶっているんでしょうかねぇ……?


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