青蓮亭日記

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2008年 02月 18日

大江戸骨董市(2/17)

昨日は大江戸骨董市に出店。

気温は先月以上に低かったようだけど、
朝からよく晴れていたせいか、コートの下に暖かいカーディガンを着込んだせいか、
体感温度としては先月よりマシな気がした。

先月の反省から、今月は意識して雑貨類、特に4,000円以下のものを持っていった。
ガラクタっぽい品が増えるので見た目は少々雑然とするが、いたしかたない。

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先月特大のお盆を誉めてくれた業者さんがまたチェックしにやって来て、
「あの盆は?」と尋ねるので、
「あれはもう(“外商”で“希望価格”で)売っちゃいました」と答える。
するとまた「あれはよかった」と言っていた。
なんにせよ人様の“記憶に残る品”を選べたというのは悪い気はしない。

某業者さんが、ひさびさに持っていった
この日記の画像にある薄茶色の缶ペンケース(製図用具入れ)を、
「タイポグラフィがおもしろい」と言って買ってくださった
(口には出さないけれど、「でしょっ?わかってくれましたっ!?」という心境)。
決して高いものではないのにずっと売れなかった品。
こういうのは金額に関係なくうれしいものだ。

他にも軍物のアルミの飯ごう、枯れた感じの黒塗曲げ輪っぱなど、
一見ガラクタっぽい安い蓋物が朝イチで動く。

f0151592_23435379.jpg大きなお盆のそばの小さな竹籠の「白くて安いもの」のコーナーから、
この日記にあるフランスのarcopolの楕円形のガラス小皿など、
それからゴツい鉄製カゴ(右の画像)、色ガラス瓶、
東欧のマッチラベル、錆び具合のいいブリキモールドなどと、
この日記にあるPetrus Regoutのゴブレットが動き、
“薄利(やや)多売”の積み重ねで、
1日の「基本目標売上額」の3分の1を超えたところで、ちょっとひと息&撮影。

まだまだ先の見えない状況だけれど、
なんとなく忙しくしていたおかげで寒さを忘れたのかも。

とはいえ、寒さのせいでかなり脳の働きが落ちている。
寝不足とあいまって、思考力、記憶力、言語機能、反射神経の低下が顕著。
おつりを間違えたり、何度か立ち寄ってくださった方に同じ言葉をかけたり、
数々の非礼・失礼・トンチンカン、どうぞ御容赦ください……。

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手前の小物類。
アーミーグリーンの国産クリップ、徳利の木蓋に差したとかいうブリキの葉っぱ、
真鍮製の携帯用灰皿のようなピルケース。
白い箱の中には、ドイツ製の木の洗濯バサミ、アメリカの“積み木スタンプ”、
昭和の中頃まで使われていた資生堂の小さなクリーム瓶(試供品用?)など。

平清水焼の白い片口は、
この骨董市では業者さん以外で関心を持たれる方はほとんどいない。
たまには持っていくかと思ったものの、案の定売れず。
民藝系がお好きな業者さんによると、その方のお店では同じ値段で売れていくという。
ううう。求む、器好きのお客さん。

隣りのオレンジ色の地に白い渦巻の描いてある皿は、
実のところこの日売るつもりはないのだが、
ディスプレイの要として、またお客さんの反応を見たかったので持っていった。
よい品には違いないが、ただいま精査中。
近日中に御紹介できるかと(→こちら)。

フランスの12角皿
関心を持ってくださったお客様がいらしたので、先月よりは持っていった甲斐があったか。
当分持っていきませんので、御覧になりたい方はお気軽に鍵コメントをください。

褐色の徳利は明治頃の会津本郷焼
この品も長く持っている(好きな品なので、もう売れても売れなくてもどうでもいい)。
注ぎ口がなければ北欧陶器といって通用しそうな無国籍性があるので、
たまーに洋物と和物の“接点”として持っていく。

ワイヤー・バスケットは、昭和20年前後のものらしい。
軽いのでセール品を入れようと思って買ったのだけど、とりあえず単独で置いてみた。

アルミのクリップライト。
こういったものは本来Yahoo!オークション向きなのだが、
“雑貨強化”ということで持ってきた。
反応ゼロだったので、やはりヤフオクにまわすことにする。

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ハーフサイズカメラはこの日はオリンパスペンEE-3を2台。
小さな目覚し時計はWestcloxのBaby Ben ‘Style 8’(1964-1981)
1973年発売のEE-3と同世代なので側に置く。
古色もなくヴィンテージともいいがたいが、こういったポップなデザインも嫌いではない。

この日うれしかったのは、「ブログ読んでます」とおっしゃる方が数名いらしたこと。
私のことや大江戸骨董市のことを知らずに、
なんとなくこのブログにたどりついたという方もみえてビックリした。

うれしくありがたい気持ちとともに、
これからますますいいかげんなことは書けんなぁという気がした。
どんな方が何を買ったといった個人情報、売り上げデータもしかり。

以前お越しになった際に気になったという品についてお問い合わせをくださった方が、
この塩笥を御覧になりたいということで持参したところ、
ブログでこの塩笥に興味を持ったという別のお客様がいらして、
かちあってしまうという場面もあった。

この他にも、「ああ、この人は私とストライクゾーンが同じなんだ」と実感する場面があり、
「よいと思う感覚と価値観を共有する喜び」をかつてないほど味わった1日だった。

某展示会で知り合った東北にお住まいの方と再会したり、
メールでやりとりしていた九州の業者さんと初対面したり、
以前ハーフ機をお買い上げいただいた方とひさびさにお会いしたり。

後ろで絵を売っていた業者さんのイーゼルが風で倒れて、
あやうく陶磁器が壊れそうになったときにはヒヤリとしたけれど、
屋号のプレートを置いていた木製スタンドが折れただけで事なきを得た。

結局、細々としたものの他に件の塩笥、それと蕎麦猪口が売れ、
店じまいの最中に、いつも古陶磁をディスプレイしている大きな木地盆がヒョイと売れた。
実はこの日、かさばるものが多いのでこの盆はおいていこうかとも思ったのだけど、
「いやいや、“小さな骨董たち”の“舞台”ははずしちゃいけない」
と思い直したのだった(次回からどうしよう……)。
人事を尽くすとたまにはよい天命が下るものだ。
うれしいことが重なり、売り上げも上々のよい1日だった。

寒い中御来店くださった皆様、品物をお買い上げくださった皆様、
本当にありがとうございました。
そしてこれを読んでくださっている皆様、ありがとうございます。

なんともままごとのようなささやかな“商い”ですが、
懲りずに続けていくつもりですので、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

来月はもしかしたらお休みすることになるかもしれませんが、
次の出店日が確定次第、右上の「アバウト」欄でお知らせいたします。
3月下旬までブログの更新も不定期になるかと思いますが、
ときどきのぞいてみてください。

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上の画像は、出店日前日の“予習”とそれをながめるヤマコ。
こんな愚直なシミュレーション、なんともカッコ悪いと思うのだけど、
持っていくモノの選定と、
当日朝のディスプレイにあれこれ迷わないようにするのと、
モノがよく見える“舞台”をつくってやること、
この3点のためにやっている。

ヤマコが猫村さんみたいにコマゴマと手伝ってくれればいいんだけどなぁ。
市に一緒に出かけて、
「ペネさん、私見てますから、お昼行ってきてください」
……くらいのことはやってほしいものだ。

by penelope33 | 2008-02-18 23:50 | 大江戸骨董市 | Comments(2)
Commented by るー at 2008-02-22 16:49 x
今月もお疲れ様でした。
まだまだ寒かったでしょう!

今回もPCにぐーーーっと近づいて、
画像で楽しませて頂きました。
クリップやピルケースがかわいいです。

ヤマちゃんったら。チェック入れてますね(笑)。
座布団にちゃんとお座りして。

猫村さんみたいに、エプロンたて結びで
ぱたぱた働いてみたいんだけど・・・って言ってそうですよ。
Commented by penelope33 at 2008-02-22 22:15
るーさん、ありがとうございます。
寒かったですねー(ハナミズが……)。でもよく晴れた1日でした。

ヤマコ、最初はスーツケースの中に入ったりして遊んでましたが、
この写真を撮った頃には眠そうで、
「もー、いつまで何やってんのー」っていう感じでしたよ(笑)。


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