青蓮亭日記

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2008年 03月 08日

春の盃

「春愁」という季語がある。
広辞苑には[春の季節の、なんとなくうれわしい気持。はるうれい。]とあった。
ネットで検索したら「若者の悩み」という意味もあるのだとか。
中国の詩歌や故事から伝わった言葉なのだろうか。
それとも「やまとことば」なのだろうか。

画像は、“発掘もの”でかなりカセている(=釉が剥落している)状態の
中国・宋代の青白磁盃(御売約)。

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昨日、青色申告会のデキル感じのお姉様(でもたぶん年下……)のおかげで
昨年の確定申告を無事提出したにもかかわらず、
どうも「やったー!終わったー!」という感じがしない。
昔から“木の芽どき”はなんとなく調子がよろしくない。

「啓蟄」を過ぎ、またひとつ年を取り、
既に今年3つ目の月に入ったことに呆気にとられている。
ネットで知り合った(たぶん)同年代の女性に教えてもらった
くるりの
『アンテナ』を繰り返し聴く。
遊び疲れたヤマコが後ろで耳をピンと立てながら寝ている(う、うるさいのかな……?)。

とりあえず身の回りの余計なものを片づけて、たたずまいを正してすっきりしよう。

そんなこんなで、思うところあり、今月は出店をお休みします。
気分を一新して(しかし品物は一新できるのか……!?)、
来月また有楽町でお目にかかりたいと思います。

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さて、この青白磁盃、
会社をやめる気持ちを固めた4年前の春、仕事帰りにとある店で出会い、
翌日もう一度出かけて買ったように記憶している。
発掘したままの状態でとても土臭く、
臭いが取れるまで漂白したり煮沸したり、ずいぶん苦労した。

こんな状態の中国陶磁、とても人様に自慢のできるようなものではないけれど、
初めて買った古陶磁の盃ということと、
カセカセの発掘モノということをワキに置いても、
高い高台を持つメリハリのある梅花形の造形には今でも心惹かれるものがある。

酒を注いだときに現れる“梅の花”を見て、
はるか昔に同じ“花”を見ていた中国のひとのことを思い浮かべる。

桜もいいが梅のほうがもっと好きなのは前世が中国人だったのか?
明日は日曜日。仕事ついでに梅でも観に行くかな……。

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by penelope33 | 2008-03-08 19:02 | つれづれ | Comments(2)
Commented by るー at 2008-03-10 13:03 x
ペネさん、メールありがとうございました!
バースデーナイトは、いかがだったでしょう。
よい1年になりますように。

「白」といっても色んな白があって、その背景に思いをはせると面白いですねー

※阿修羅のごとく→向田さんの傑作だと思います。原作も面白かったです。演出:和田勉・・あのひと実はすごいんですね。がはは。
Commented by penelope33 at 2008-03-10 20:48
バースデイナイト……ひたすらノートパソコンで事務作業の上(以下省略)。
とにかく超ジミでしたよ……(涙)。

家の食器はTEEMAのブルーが基調で、あと染付と白っぽいもの。
最近白い器の比重が少しづつ増えているような気がします。
磁器と陶器、古いものと現代のもの……ホントに「白」は奥が深いですね。

『阿修羅のごとく』って原作があるんですか!?知らなかった〜。
ワダベン演出がまたネチッこいんですよねー(笑)。


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