青蓮亭日記

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2008年 03月 14日

朝鮮古陶磁と Berndt Friberg

今日も徳利の話。

私には李朝(李氏朝鮮=1392-1910)の徳利はなかなか買えないし、売る力もないけれど、
新羅〜高麗時代の土器の徳利くらいだったら手が出せる。

土器といっても、プリミティヴなものから非常にシャープなフォルムのものまでさまざま。
日本で人気の李朝徳利はおおむね大らかな形というイメージがあるが、
新羅〜高麗時代の土器徳利には、
この日記で触れたスウェーデンの陶芸作家
ベルント・フリーベリ(Berndt Friberg/1899-1981)の作品のように、
驚くほど端正な器形を持つものがある。
フリーベリがいかにアジアの古陶磁のフォルムを研究したか、よくわかる。

下の画像の品なんて、超モダン&クール。
日本でいえば平安時代。すごい造形感覚だと思う。

f0151592_2244737.jpg
(新羅〜高麗時代/高さ:約10.5cm)



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上の画像は、フリーベリの作品集『BERNDT FRIBERG Stengods Gustavsberg』('79)の表紙。
最初に挙げた品から以下の2点へとフォルムの違いを見ていくと、
ちょうどこの表紙の写真を完成型から原型へと逆にたどるような感じ。

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酒器としては多少ユルい形がちょうどいい。
(新羅〜高麗時代/高さ:約12.7cm)

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こんな素朴な形は、花を生かす器になる。
(新羅〜高麗時代/高さ:約12cm)

ちなみに最初の画像の品、裏側は残念ながらこんなふうにカセている。

f0151592_22482815.jpg


下の画像は、'50〜'70年代につくられたフリーベリの作品群。
独特の釉薬が美しい。
f0151592_2371123.jpg


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フリーベリと同じロールストランド(Rorstrand)窯で活躍した陶芸家
・Gunnar Nylund(グンナー・ニールンド)と
中国『鈞窯』のやきものについて触れた記事はこちら

by penelope33 | 2008-03-14 23:11 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)
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