青蓮亭日記

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2008年 04月 06日

ラオスのタペストリーと東北のサキオリ

今日は仕入れから帰ってロクに寝ないままイキオイで部屋の片付けなどしていた。
のどが痛むのは最初は花粉のせいかなと思っていたのだけど、
どうやら風邪をひいたらしくだんだん痛みが強くなってきた
(年に2回くらい急性咽頭炎でのどが真っ赤に腫れる)。
たぶん明日には落ち着くと思いますが。

ということで、一度ボツにした画像を引っ張り出す。

“パービアン(パー・ビアング)”と呼ばれる
ラオスの浮き織りシルクのタペストリー(約40cm×約180cm)。
一見刺繍のように細部が盛り上がって見えるけれども、刺繍ではなく「絹 “織物”」。
7〜8年前に東郷神社の骨董市で見かけて、我が家の階段の上のスペースにと思い購入。
「パービアン」の「パー」は「細い布」、「ビアン」が「肩」という意味で、
女性が肩にかける布だそうだ。

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女性の古物商には布を扱う人が多いけれど、
私自身はどうも布に対する情熱に欠けているように思う。
こうしたアジアの布、中東のキリム、ヨーロッパのリネン、日本の古布など、
いいなぁとは思うのだけど、全然知識がない。
このラオスの布もいつ頃のものか聞きそびれてしまった。

f0151592_6494313.jpgそんな私だけど、青山の「古民藝もりた」で手にした
『サキオリから裂織へ 田中コレクション II』('07年刊/画像・左)という本
には思わずうなってしまった。
北海道と東北の古民具や布の研究家・収集家の田中忠三郎さん
(1933-2013)の「田中コレクション」を収めた自主出版本である。

この本で見ることのできる裂織や、
破れた箇所をありあわせの布で接いだボロボロの衣類や布団の数々は、
モダンアートの最高の成果に匹敵する美しさ。
名もなく貧しい庶民の実用本意の手仕事であるにもかかわらず、
“ファッションの萌芽” と呼びうる作り手の高い美意識が見てとれる。

私が今まで実際に目にしたもので一番いいと思った裂織は、このページの画像に。

ファッション・デザイナーは、世界のさまざまな民族衣装や
伝統的なテキスタイルにデザインソース(=ネタ)を求めるものだが、
この本に収められた数々の “テキスタイル” もまた、イマジマティヴな魅力に満ちている。

オマケ画像(↘)。
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by penelope33 | 2008-04-06 23:41 | ウチのもの | Comments(4)
Commented by るー at 2008-04-07 09:05 x
喉はだいじょうぶですか。
梅干を弱火で焼いてお茶にいれて飲むと少しだけ楽になりますよ。
(おばあちゃんの知恵袋風)

タペストリー。刺繍かと思ったら違うのですね。
カベやライトとよく合ってて、なによりペネさんチックで素敵ですっ。
Commented by penelope33 at 2008-04-07 09:53
るーさん、ありがとうございます。
昨日より多少よくなったような気がします。
梅干、焼くんですね。生姜も入れてみます。

この壁、漆喰だったらよかったのですが(←シツコイ)……。
この木枠にこのクロスだとなんだかビンボー臭いんですよね(w)。
この“和モダン”なライトはもともとつけられていたものなんですよ。
Commented by casta6c at 2008-04-07 20:07
お大事にしてください。
Commented by penelope33 at 2008-04-07 20:36
casta6cさん、ありがとうございます。
だいぶよくなりました。


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