2008年 04月 21日

大江戸骨董市(4/20)

昨日は大江戸骨董市に出店。
先月は確定申告のラスト・スパートや心身の不具合(?)によりお休みしたので2ヶ月ぶり。

骨董市に出店するというと「楽しそう」とよく言われるのだけど、
私の場合、出店が近づくにつれ、
どうしようもなく(自分でも笑えるほど)ネガティヴなイメージに襲われることが多い。
これを「出店前ブルー」と称している。

品物の重量が限界を越えて、自宅〜永福町駅間、駅の階段、
有楽町駅〜国際フォーラム間で気が遠くなりそうになっている状況や、
全く売れないみじめな1日のことを想像してしまう、典型的ネガティヴ・シンキング。
思うにこれはテスト慣れしていない学生のようなもので、
毎週テストを受けるより月に1度のテストのほうがプレッシャーが大きいのと同じことか。

f0151592_21572391.jpg




というわけで、2ヶ月ぶりの出店はまことに億劫でありましたが、
いざ当日になると「まな板のコイ」状態で、意外と何があってもポジティヴに構えていられる。

さて今月の品揃えは上の画像のようなカンジ。
定番商品や既にブログで御紹介した品以外では、
昭和20年代のデッドストックの琺瑯ヤカン、
剥がれかかった塗料の下に錆び止めの漆がのぞく鉄製の筒容器
(何かの旗を収めるものだったそうだ)、
南仏らしい黄色地にブルーのストライプの模様のボウルなど。
先月まで大きな木地盆があった手前右のスペースは「見切り処分品」のコーナーに。

実はこの写真を撮る前に大小ふたつの木枠の鏡が売れて、
かなり気持ちがラクになっている。
品物はよいのになかなか売れなかった小さな鏡を抱えつつ、
ひとまわり大きな鏡を見かけたときは少々迷ったのだが、
「『よいものがあったら買え』の法則」に従ってみたら、思いのほか早く報われた。

f0151592_21573756.jpg


細々としたガラクタたち。
それでも一応、色、形、質感、実用性など、何かしらみどころのあるものを選んでいる。
単価の高いものが動きにくい今、
将棋の駒でいえば「歩兵」のようなこうした雑貨類の働きはあなどれない。

アイビーが入っているのは、
戦前のガラスの吸い飲みに真鍮の針金の持ち手をつけた花器。
出店し始めた頃よく並べていた品をひさびさに置いてみた。
この中でもっとも実用性のない“ブリキの葉っぱ(蓮弁?)”(画像の左下)を
何も言わずに買ってくださった方がいて、ちょっと感動した。

2〜3日前からの荒天をひきずるように小雨がパラつき、案の定肌寒い天気に。
迷彩柄のパーカーの中にカーディガンを着込み、
「もしかしたら」と思ってバッグの中に入れておいた
携帯用のカイロを足裏に靴下の上から貼りつけた(ババ臭い……)。

f0151592_21575582.jpg


上の画像は、オリンパス・ペンEE-3×2台とミニ・ストロボ、“吸い飲み花器”、
“昭和の籐バスケット”、コンコルド機内食器の小皿などが売れた後のレイアウト。
この後、無垢材のコースターなどが動いた。

結局この日は売り上げ金額では(自分の中の)合格ラインに達したものの、
どこか途方にくれるような思いが残った。

5,000円どころか4,000円のものでも難しいといった感触があったので、
この日ひとりあたりのお買い上げ金額を計算してみると3,200円という数字が出た。
カメラ以外の品になるとさらに低く2,300円。う〜む。

実感としては人が途切れずに立ち寄り、
ロクに食事も取れずにいつも接客しているという気がする。
ひとりあたりのお買い上げが少額だったら、より多くの方に買っていただくしかないなぁ……。

特に陶磁器は安価な片口ひとつが売れただけで全くふるわず。
2月の市を終えた段階で、もう蕎麦猪口を仕入れるのはやめようと思ったのだけど、
蕎麦猪口どころではないという感じ。
とはいえ、古陶磁を全く扱わない雑貨屋というのもおもしろくない。
若干名ながら“ガツンとくる骨董(?)”を期待されているお客様もおり、
自分としても「これは!」というものがあったらぜひ買いたいと思っている。

ふと気がつくと、来月は会場の都合で市がお休み。
6月までに売り切りたい品をさばき、
(矛盾するようだが)直感を働かせつつ熟考して仕入れを頑張ろう。

御来店&お買い上げくださった皆様、まことにありがとうございました。
また、いつもこのブログを御覧いただいている皆様、ありがとうございます。
こんなものを探している、あんなものがほしい等々、
お気軽にコメントなどいただければ幸いです。
また骨董市にお越しになれない方は、
気になるお品がありましたらどんどんお問い合わせください

今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

by penelope33 | 2008-04-21 22:11 | 大江戸骨董市 | Comments(6)
Commented by びっき☆ at 2008-04-22 01:13 x
お疲れ様でしたm(__)m

あぁ~やっぱりそうだ(^^♪
カメラの下の黄色と赤の筒状の物体。
僕も、土曜日に骨董市でこれを買ったのです。(ちょっと違うかな?)
Fuji という刻印があったのでフイルムケースだろうと思っていたのですが、間違いなさそうですね。
Commented by penelope33 at 2008-04-22 01:23
びっき☆さん、こんばんは。
上の黄色×赤のケースは「SAKURA」のエンボスです。
もう売ってしまいましたがその配色で「Kodak」のもありました。
「Fuji」はアルミのタイプしかまだ見ていなかったような。
メーカーのカラーというより時代の特徴なんでしょうかねー。
Commented by びっき☆ at 2008-04-22 01:29 x
よく見ると、形が微妙に違います。
UPしてみました → http://bikki7.blog102.fc2.com/

こちらのブログにも、「青蓮亭日記」をリンクさせてもらっていいですか?
Commented by sa55t at 2008-04-22 01:30
うーん、昔見た国電に乗ってる行商のおばあちゃんみたいにいっぱい持って行くんですね。しかも壊れ物が多い。こりゃ大変だ。って自分じゃようやらんわ。
Commented by penelope33 at 2008-04-22 08:18
> びっき☆さん

おお、蓋の凹凸と「Fuji」のロゴと富士山のシルエットが、
上の画像のアルミ色した中央のふたつとおんなじです!
リンク、どうぞ宜しくお願いいたします。こちらもリンクさせていただきます。
Commented by penelope33 at 2008-04-22 08:37
> sa55tさん

行商のおばちゃんどころか夜逃げみたいでカッコ悪いですよ(笑)。
でもひとりで行ってパっと広げて、店じまいもカンタン。
駐車場代もかからないので気楽です。

陶磁器はしっかり梱包しますが、今回のカゴなどはかさばって壊れやすいので要注意ですね。


<< 李朝白磁蓋付小壷      小豆色の瓶 >>