青蓮亭日記

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2008年 05月 11日

ブリキの茶筒

探すとなかなか見つからない真鍮枠のブリキの茶筒。
七味入れをひとまわり大きくしたような小振りのものはときどき見かけるのだけど。

煎茶の世界では、茶入れを中国風に「茶壷」と呼ぶ。
中国産の錫製のものが最上とされているが、
江戸時代の南蛮貿易で、
錫で鍍金した薄い鉄板=blik(オランダ語。「錻力」「鉄葉」と当て字)を知った日本人は、
これで茶缶をつくった。
長く使っていくうちに鉄が酸化して黒々とした色に変わる。

(直径:約6.7cm・高さ:約12.2cm/御売約)

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以前、この茶筒と同様の、
真鍮枠ブリキ製の小さな入れ子の弁当箱を扱ったことがある。
先輩業者さんから、この真鍮加工ができる職人は東京ではもうひとりしかいないと聞いた。
京都あたりではどうなのだろう?

多少難ありなので、結局自分で使うことになりそうな予感。

by penelope33 | 2008-05-11 21:30 | 古いもの・古びたもの | Comments(2)
Commented by Awavi。 at 2008-05-12 22:19 x
この茶筒、良い錆具合、枯れ具合ですねー。
なぜ自分は本物の骨董よりも、ジャンクっぽいモノに惹かれるのか?と考えていたら、
美術品としてではなく、
化石や遺跡を見るような視点でモノを評価しているのだなと、
いまさらながら気付きました。
Commented by penelope33 at 2008-05-12 22:53
ああ、なるほどー。
「古物」という点では同じですね。
「過ぎ去った時(の痕)」を愛でるんですね。
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