青蓮亭日記

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2008年 06月 06日

1930〜1960年代の欧米の地図・観光マップ

昨日の流れで。

「YAMATO HOTEL.」のスタンプが押された1935年発行のロンドンのバス・マップの他、
1930〜1960年代頃の欧米の地図、観光マップ、ガイドブックなど。
古地図というには新しすぎるけれど、デザインや印刷のレトロ感が楽しい(御売約)。

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この画像にあるもの全てが同じところから出たわけではないが、
1930年代のロンドンやNY(表紙がアールデコ調のデザイン!)の地図と、
1960年代のベルリンやベルギーの観光マップは一緒に買った。

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個人だったら「満鉄」関係者や貿易商あたり、
あるいは戦前の「鉄道省国際観光局」の流れをくむ団体から出た品だろうか?
……などと、いろいろ想像する。

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古い外国の印刷物はデザイン・ソースの宝庫なので、デザイン科の学生だった頃は、
神田古書店街の端にある「ブックブラザー武内書店」「ブックブラザー源喜堂」によく行った
(検索してみると武内書店は2005年4月に閉店!)。

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『モンティ・パイソン』のショート・アニメを担当していた頃のテリー・ギリアムが、
手とか足とかのパーツ別に切り絵アニメ素材を整理しているというのを真似して、
コラージュ用に古い雑誌や本から切り抜いた素材を
「PEOPLE」「FLOWER」「ANIMAL」「LANDSCAPE」などと分類して持っていた(今でも天袋にある……)。

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でも、こういったものはオシャレな雑貨屋さんに置いていないとダメなようで、
何回か “店頭” に並べたのだけど、「エール・フランス」のパンフレットが売れただけ。
そんなに高くないと思うんだけどなぁ……。

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こういうの ↑ を見ると、2色刷りのデザインって、
デザイナーのセンスの見せどころだとつくづく思う。

by penelope33 | 2008-06-06 20:04 | 古いもの・古びたもの | Comments(18)
Commented by びっき☆ at 2008-06-06 23:31 x
あっ!偶然ですね。
僕も先日、アメリカの地図を買ったのです。
また、機会があったらUPしてみますね。
だけど…僕のはオマケみたいです^^;
Commented by penelope33 at 2008-06-06 23:42
う〜ん、びっき☆さん、
日本のものだけでなくそんなものまで手を出す
……もとへ、興味をお持ちなんですね〜。
どんなところに惹かれたのか、ぜひ拝見したいですね。
Commented by びっき☆ at 2008-06-06 23:58 x
若き頃、古きよきアメリカに憧れていました。
地図は、もちろんそんな感じが漂っています。
只今、泡盛を頂いております故、写真撮影の方はご勘弁下さい^^;
Commented by penelope33 at 2008-06-07 00:34
なるほど。
週末の晩酌、ゆっくりお楽しみください……。
Commented by doubtbeat!! at 2008-06-07 11:42 x
おお!!これはいいなあ!!
僕の枕元にはいつも地図があります(現行の首都圏ですけどね)
子供のころはよく自分で地図作ってました(妄想世界)
この写真のものはお店で売られる予定のものなんですか?
Commented by penelope33 at 2008-06-07 12:26
ときどき並べては持ち帰り……というのを数回繰り返した品です(笑)。
御興味がおありでしたら今度お持ちしますが……?
Commented by g-bleu at 2008-06-07 12:55 x
こんにちは!
なんだか売れなかったとか・・・・ムム!
私だったら買います(笑)
特に1980年代雑貨ブーム(!)に当時乗っていた私には英・仏は
やっぱり今でもかなり大きな位置をしめます。
本当に今では東欧やロシアやバルト三国まで色々な物が手に入るように
なりましたけど、パブロフの犬ではないけど(London)←この文字だけで
ごはん3杯食べれますよ♪紙物は材質的なこともあり特に良く形をとどめて
生きてきたねと嬉しくなります^^BUS MAP いいですねぇ(ジュル)
赤の利かせ方も・・。高いですか?(笑)
Commented by penelope33 at 2008-06-07 13:23
(London)でごはん3杯ですか〜!(笑)
900円〜1,500円でございます。
Commented at 2008-06-07 16:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-06-08 12:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by penelope33 at 2008-06-08 16:00
いえいえ、いつでも結構ですよ〜。
Commented by penelope33 at 2008-06-09 02:58
また返ってきてしまいました……。
サーバーのメール・ボックスがいっぱいになっているか、
あるいは迷惑メール対策ソフトが働きすぎているのか……。

気長にお待ちしますが、もしさしつかえなければ、
お電話番号とお電話をしてよい日時をお教えいただければ、
こちらからお電話させていただきますので。
Commented at 2008-06-09 11:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Take at 2008-06-12 02:02 x
ロンドンに官費留学する日本人は日英同盟締結に沸いた1920年ごろ随分居たみたいで、当時の在英日本人会の写真とか見ると随分な数の日本人に驚かされます。でもほとんどは技術系の人たちが多かったようで鉄橋や軍艦や大砲の作り方をしっかり会得して帰国したみたい。そのなかで、唯一ともいえる文科系の留学生が留学生夏目漱石。彼の英国生活は不遇の連続と言われているけど、そんなことはないんだよね。彼がロンドン留学を経なければ則天去私の境地には居たらなかったように思えます。西洋に住んで、対極の東洋の凄さに気がつく。ここが彼がすごいとこ。小説は余り好きじゃないけど、思想家としての漱石はやっぱりスゴイ。
Commented by take at 2008-06-12 02:04 x
とはいえ、漱石の留学は1920年ではなく1902年まででした。
Commented by penelope33 at 2008-06-12 08:06
1902年というと「お雇い外国人」たち(これがまたほとんどが技術系)が
一通りの仕事を終えた頃ですね。

私はこのページ http://www.ifsa.jp/kiji-sekai-natume.htm をざっと読んだだけですけど、
漱石がイギリスで精神の危機に陥り、泥沼に陥ったものの、
決してただでは起きなかったということがよくわかりました。

ちなみに、これ、↓ 日英同盟記念の印判皿です。
http://tokinokake.exblog.jp/8912078
Commented by びっき☆ at 2008-06-21 16:52 x
古いの引っ張り出して、ごめんなさい。
ようやくUPしました。
URLを書くとスパムメール扱いなので出来ません(@_@;)
レトロなガラクタにUPしました。
Commented by penelope33 at 2008-06-21 23:08
見ましたよ!
赤と緑の2色刷りがいい感じですねー。
で、どこらへんの地図なんでしょうか……?
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