2008年 07月 29日

銀覆輪青海盆

「青海盆(せいかいぼん)」というのは茶道具の用語で、
響銅(さはり=砂張=銅と錫の合金)
唐金(からかね=青銅=銅と錫の他、亜鉛などを加えた合金)等でつくられた丸い盆のこと。
打ち出した鎚目が、
半円形を同心円状に重ねた鱗状の青海波紋に似ているところから
この名がついたとされている。
その他、詳しい由来はこちらをどうぞ。

先日の銀鍍金の菓子皿をはじめ、
このところなんとなく金工品・カナモノとの出会いが続いている
(ちょっとシブいものが多すぎるかしら……)。

今日御紹介するのも、薄い銅製の皿に銀の覆輪が施された「青海盆」。
箱書から、このように鎚目のないものもそのように呼ばれていると知った。

桐箱の中に、「金属工藝術品製作/上田雅美/京都市◯◯山區本町三ノ橋」
と記された小さなラベルが貼ってある。

(戦前/径:約13.2cm・高さ:約0.8cm/5客組/御売約)

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薄くて素っ気ないほどシンプルなフォルムがとてもモダンな印象。
少し緑青が出ているので、菓子皿として使う場合は磨かないといけない。

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キャラメル色の皿に白いひとくち大福を載せて。

by penelope33 | 2008-07-29 20:48 | クラフト・デザイン | Comments(2)
Commented by garoubleu at 2008-07-31 11:45
???
私、茶道を小学生の頃に10年くらいやっていたのだけれど
見たことないです!
小学生の記憶には残っていないのかもです。
波状でなくともそう呼ぶのですね!!
シブイモノ続き!いいじゃないですか!何で??何で??ダメなの??
金工品大好き!陶・木も!!
ドンドン見たいです!
Commented by penelope33 at 2008-07-31 14:51
garoubleuさん、いつも「!」がいっぱいの熱いコメントをありがとうございます。
10年もお茶をなさっていたんですね。
私は道具屋のくせに恥ずかしながら心得がありません……
(でも、できたらいつか習いたいです)。

木のものが比較的少ないですね。
小さな家具などもホントは扱いたいのですが在庫スペースがなくて。

“ドンドン” 買えていないので、“ポツポツ” という感じにしかなりませんが(笑)、
これからもがんばっておもしろいものを見つけてきますねー。


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