青蓮亭日記

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2008年 07月 31日

赤紫色の大きなガラス瓶

赤紫色の大きな吹きガラスの瓶。

茶色など濃い色のガラスは遮光性が高いので、
薬や化粧品などが入れられていたものが多い。
なんとも優雅な赤紫色のガラスでできた、ストンとしたシルエットのこの瓶は、
いったい何を入れていたのだろう……。

実用目的でつくられたものながら、
70〜80年も生きながらえた今となっては貴重な工芸品。

(昭和初期頃/胴径:約10.7cm・瓶の高さ:約15.6cm・蓋を含めた高さ:約17.8cm/御売約)

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真鍮製の蓋も古色あるものだが、共蓋なのかどうかはわからない。

およそ蒐集ということをしたことがない私だが、
珍しく「これはほしい!」と思うガラス瓶と出会ったことがある。
1997年に資生堂が創業100周年を記念してリニューアルした
化粧水「オイデルミン(EUDERMIN)」の赤い瓶である。

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フランス人アーティスト、セルジュ・ルタンスが、
ボトルからラベル、パッケージ、宣伝展開までトータルにプロデュースし、
特にグラフィックとCMではそのデカダンスな美意識が強烈な印象を残した。

ほとんど可読性を放棄したような縦書きの「EUDERMIN」のタイポグラフィは、
当時はちょっとテクノっぽい印象を持った。
たぶん、どこか呪術的な匂いのあるキリル文字を意識したのだろう。

今回の赤紫色の瓶と比べれば味わいに乏しい若いガラス瓶だけれど、
それでももう11年も本棚に飾って一緒に暮らしている。

両親と同年代くらいの大きな赤紫の瓶は、地震がコワくてちょっと飾れないなぁ……。
私の手元で壊すようなことがあっては絶対いけない、と思う。

早くヨメに出したいような、でもずっと一緒に暮らしたいような。

by penelope33 | 2008-07-31 23:52 | 古いもの・古びたもの | Comments(2)
Commented by びっき☆ at 2008-08-02 09:41 x
綺麗な色のガラスですね。
そういえば、歯磨き粉の瓶でこんな色の瓶があった様な気がします。

資生堂の瓶は、色もさることながら形が美しいですね。
Commented by penelope33 at 2008-08-02 15:53
歯磨き粉、なるほど〜!

資生堂の瓶、そうなんです。
細長い四角い瓶の上に小さな丸い蓋がチョコンと乗っていて、
シンプルで美しいデザインだなぁと。


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