青蓮亭日記

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2008年 08月 03日

EASTMAN KODAK 社の裁断機 No.2

「No.2 KODAK TRIMMING BOARD
MANUFACTURED BY EASTMAN KODAK COMPANY, ROCHESTER N.Y. U.S.A.」
という焼印が押された写真プリント用裁断機。

米国製なので、ルーラー(定規)の目盛りがインチ表示になっている。

こちらのものよりもひとまわり大きなサイズ。
上記のリンク先でEASTMAN KODAK社の成り立ちについて触れているので、
御興味のある方は御覧ください。

(縦:約28.5cm・横:約19cm・高さ:約3cm/売約済)

EASTMAN KODAK 社の裁断機 No.2_f0151592_21573856.jpg




EASTMAN KODAK 社の裁断機 No.2_f0151592_2158477.jpg


コダックの写真用フィルムのことを考えると自動的に頭に流れる曲がある。
'73年のポール・サイモンの全米No.2ヒット『Kodachrome(僕のコダクローム)』だ。

レコード会社に勤めていたとき、英国ものばかり聴いていた私に
「こういうものも聴け」と先輩が貸してくれたアルバム、
『There Goes Rhymin' Simon(ひとりごと)』の軽快なオープニング・ナンバー。

なつかしの「日立サウンド・ブレイク」みたいな画像がYou TubeにUPされていたのに、
削除されていた(2009年12月9日現在)。
曲のイメージに合う静止画を当てただけのものだったけど、
なかなか雰囲気がよかったのになー。

今日、モリッシーやポール・ウェラーなど、
イギリスの音楽が好きだという30代の骨董業者さんが、
「こういう仕事してたらCDとか買えないでしょ?」と話すのを聞いて、
「ああ、私だけじゃないのか」と思った。

骨董を生業としている人と
自分のようないわば “パートタイム古道具屋” を一緒にしてはいけないのかもしれないが、
「これだ!」と思うものを目にしたら、他のあらゆる出費を削ってでも買う生活に、
自然となってしまうのだと思う。

最近は自分の持っているCDで自足していて、
好きなアーティストの新譜も買ったり買わなかったり。
映画もほとんど観に行かない。
旅行も行かない(これは古道具屋では珍しいか)。
トレンドも追わないし。
もともと地味なんだけど、ますます地味な生活になってきてるよなぁ……
(ほとんど「余生」のような……)。

でもそれでフラストレーションがたまるということもない。

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【追加写真(太陽光)】
EASTMAN KODAK 社の裁断機 No.2_f0151592_2195254.jpg


by penelope33 | 2008-08-03 22:02 | 古いもの・古びたもの | Comments(0)
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